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幕間――イルマと獅子と赤帽子 17

 

「クハハ、よもやティル・ナ・ノーグに、このような強者が隠れていたとはな。楽しませてくれるものだ」


 サブナックが騎馬に向け、手を翳す。

 主の意を汲み取ったペイルカイザーは、口から大剣を吐き出し、サブナックへ放り投げる。


「う、ウマがデッカイ剣を吐いた!」


 驚き慌てるグフ。


「某の愛馬の身体は、亜空間の武器庫となっているのだ。さぁ、レッドキャップのグフよ。この大剣フルンティングで、仕切り直しと行こうか!」


 ペイルカイザーが吐き出した大剣は、二メートル弱ある両刃のものだった。いかなる魔法によるものか、サブナックの愛馬の口は亜空間と連動した造りになっているようだ。


「ほへ〜、最近のウマは剣を吐き出すんだな?」


「んなわけ、あるかい! 魔法で収納しとるんじゃ。このボケグフ!」


 グフの見当違いの考えに、ツッコミを入れる斧リサ。


「お、オラ、知ってたし――」


 口笛を吹きながら、とぼける赤帽子。

 一方、大剣を手にしたサブナックは、デモンストレーションよろしく剣を振り回す。


(総司の菊一文字をメインの武器にして以来、大剣を振るったことはなかったが、やはり他の武器でも戦えるよう、手入れはしておくべきだな)


 かつて、裁天使候補生だった頃、メタトロンのアドバイスを受けたことがある。

 いや、アドバイスではなく、武器を振るう方向性を示されたと言った方が正しいだろう。


『あくまで、剣にこだわるのならば、間合い外からの攻撃にも対処できるよう腕を磨くのだな』


 裁天使を決める試合で、サブナックは一人の天使に敗北を喫した。

 彼への嫉妬が堕天する、きっかけであったのは言うまでもない。

 メタトロンの強さに近づきたいと、かつての裁天使候補生だったサブナックは思っていた。

 だが、サブナックを負かした相手は、メタトロンを超えることを念頭に精進を重ねていた。

 その僅かな意識の差が、サブナックを悪魔に変え、もう一人を裁天使にした。

 その裁天使の名は、カイイリエルと言った。



















すいません。疲れて、更新できませんでした。


ビタミン剤飲みながら、書いてます。


m(_ _)m


最低でも、一日一話はアップしたいですね。


仕事の異動も近々、あるので楽な場所に当たったら良いな、と思ってます。


職場が忙しいのは良いのですが、更新に影響出る


くらい疲れるのは勘弁して欲しいものデス。


今日は、浜田麻里 の クライ・ノー・モア


が聴きたいな。


小比類巻かほる の アイム・ヒア


も良いです。


自分は、ここにいる っていう、自己の立ち位置


を確認したり、奮い立たせる歌なのかな。





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