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炎帝竜のピアス 21

 

(一気に雰囲気が変わったな。満身創痍かと思ったが、まだ余力を残していたか。それとも、新たなスキルに目覚めたか!?)


 クリムゾンがベルゼビュートを観察する。

 キマイラモードと化した、悪魔のエリート。

 魔界でも名だたる悪魔を両親に持つベルゼビュート。その潜在的な魔力や攻撃力は計り知れない。

 しかし、超高温のブレスを吐く、ファイヤードレイクの敵ではない。

 所詮、魔獣の寄せ集めの能力で小賢しい攻撃をするのが関の山だろう。

 炎に特化した竜種だけが獲得した絶対的な火力。

 ベルゼビュートは本家の能力の劣化版を、駆使しているに過ぎない。

 負ける要素は、どこにも無い。

 が、いやな胸騒ぎを炎帝竜は感じている。

 あれほど炭化した状態から持ち直したのだ。

 さすがに、アスタロトの息子だけはある。


「ほう、瀕死の状態から回復したか。そうでなくては、こちらもいたぶり甲斐がないというもの」


「このサド野郎が。ぶちのめしてやる!」


 ベルゼビュートが弾丸と化して、クリムゾンの眼前に躍り出る。

 第二ラウンドの開始であった。










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