幕間――メタトロンの真実 9
(ドラゴンになることが確定しているだと!? すべてはクロノスの手のひらの上で、踊っていたということかっ!!)
天界で、軍神メタトロンの名を知らぬ者はいない。
次代の神候補で、数多の悪魔らを討滅して来た熾天使にして武人。
漆黒の鎧を身にまとう銀髪の偉丈夫は、天界では憧憬と畏怖の対象だ。
悪魔に裁きの鉄槌を下す、裁天使を率いるリーダーであり、天界最強の称号を持つ者。それが、メタトロンである。
神となる試練を受けるために訪れたティル・ナ・ノーグだが、待ち受けていたのは高次元の神々の使者クロノスと、三つ首の暗黒竜クロウ・クルワッハだった。
(この展開も、クロノスに仕組まれていたというのか!?)
(違うな。君は勘違いをしている。私は、傍観者で管理者。君らの運命を弄ぶ権限はない。このクロウ・クルワッハの本体は、次代の神になり損ねた――君の先輩たちだよ)
衝撃の事実であった。
クロウ・クルワッハとは、神となる試練に挑んだ天使の成れの果てなのだ。
言わば、メタトロンは元・同胞と争っているのだ。
(君が、この結界に入り込んだことで暗黒竜が目覚めた。クルワッハが解き放たれたら、一つの世界が滅んでしまうかもね? だから、その前に君が彼らに引導を渡してやると良い)
何気ない口調で、クロノスは暗黒竜討伐を推奨する。
「がああああっ!!!」
かつての同胞に、バハムートを向けねばならないメタトロンの苦悩の叫びが漏れた。
すみませぬ。疲れて、更新滞っております。
m(_ _)m
こんな時は、洋画フットルースのサントラ
を聴こう。
フットルースは、ダンスが禁止された町に来た
転校生レンが、教会や学校を説得しダンスを
復活させる物語。
当時、サントラの曲はすべてがビルボード入り
するほどのモンスター・アルバム!
レン役の ケビン・ベーコン が 良いです。
クリスチャン・スレーター と共演した
告発 も 良い感じでした。
よろしかったら、ブクマ・評価お願いします。
作品を書く原動力になります。




