幕間――イルマと獅子と赤帽子 15
「総司の魂を吸収することで得た力――某が、稲妻侯と呼ばれる所以を見せてやろう」
サブナックが宙に円を描き、シャムシールで五芒星の形に振り抜く。
「招雷――武御雷っ!」
悪魔は自身の契約者の魂を取り込み、己れを強化する。
強大な能力を得られるかどうかは、契約者の魂の質に委ねられる。
どこからともなく現れた雷雲が、彼らの頭上に鎮座する。雷雲の中を稲妻が駆け巡り、一条の雷光が湾刀シャムシールを直撃する。
「ひゃ〜、カミナリだ。おっかねぇ!」
グフは通常運転である。
緊張という言葉とは、無縁なのだろう。
一方、イルマは両者の戦闘に参加できずに、やきもきしていた。せめて、ウォーハンマーで一太刀でも浴びせることができたなら、死んでもゴブニュには顔向けできるだろう。
鍛冶神で育ての親のゴブニュが鍛えた武器で、勝負しているのだ。
負けられない。
ゴブニュの名を汚すことだけは、あってはならない。それがイルマの、小さな矜持だった。
今日は、アニメ 戦闘メカ ザブングル の
疾風、ザブングル! 聴いてました。
世界観が面白いアニメで、三日の掟というルール
があって、例え親の仇でも三日で決着できなければ
あきらめろ的な決め事で、納得できない三枚目
の主人公、ジロン・アモス は、親の仇ティンプを
追って、旅に出る。
ロボットを動かすのは、車のハンドルとガソリンという面白さ。
西部劇とジプシーと特権階級と商人とロボットが混じったようなアニメ。
チルというキャラに、声を当ててるのは、
確か、ちびまる子ちゃん の TARAKO さん
だったような。




