幕間――メタトロンの真実 8
バリン!
大剣バハムートがクルワッハの左首にかじられた。
「チッ! 大剣を噛み砕くドラゴンなぞ、厄介すぎる」
噛み砕かれた大剣を手放し、メタトロンはとんぼを切る。
そこへ、中央の首が襲いかかる。
「くっ! ガルガリン!」
ピグマリオン・マジックで、銀の大盾を創り出すメタトロン。
そのシールドすら安々と噛み砕く、クルワッハ。
攻撃を仕掛ける最中に、再生する暗黒竜の右首。
正直、メタトロンはジリ貧だった。
バハムートで斬りつけても、他の首が邪魔をして有効打を叩き込めない。
(バハムートで、一瞬にすべての首級を落とさなければ勝てはしないだろう)
(では、なぜ、それをやらぬ?)
クロノスの思念が割り込む。
(私には、無理だ……)
(なぜ、やる前から、あきらめる? 大剣を同時展開させれば良いこと)
(膨大な魔力を要する。失敗すれば、最悪、私自身が堕天し、ドラゴンへと変貌する……)
メタトロンは、自身が竜化する危惧を抱いていた。
魔獣の頂点に君臨するドラゴン。
ある天使は竜を、生物として究極な進化を遂げた形態と評した。
角や爪や牙は鋭く、魔法によるブレスは強力で、あらゆる状態異常耐性を持ち、飛翔能力を有する。しかも、宇宙空間のような過酷な環境でも数時間なら活動が可能である。
そんなモンスターが自我を失い、暴走するとしたら甚大な被害は免れないだろう。
(すれば良いではないか)
耳を疑う、クロノスの言葉。
(クロノス――あなたは、どちらの味方なのだ!?)
(どちらでもないさ。基本的に、私は傍観者だ。善悪を基準には、動かない。世界を滞りなく回すために、存在する。それに、君がドラゴンになるのは決定事項なのだよ。あらかじめ、そうなるよう運命づけられているのさ。予定調和という奴かな?)
今日は、海外ドラマ
アストリッドとラファエル を 観て、寝よう。
基本、犯罪系ドラマ大好きです。
クリミナル・マインドとかナンバーズとか。
CSIとかメンタリストとか。
Dr.HOUSEやロイヤル・ペインズなんかの
医療系ドラマも好物です。
フォーリン・スカイズみたいなエイリアン侵略系も好きです。
ゾンビ系には、手を出してません。
やはり、名探偵モンクなんかの犯罪ドラマが
よろしいかと。
オススメです(≧∇≦)b




