幕間――イルマと獅子と赤帽子 13
「大したものだ。このサブナックの連撃を受け続けるとは! 一体、どれほどの修練を積んだというのか!?」
「シューレン?」
「修行のことよ、バカグフ!」
すっかり、目が覚めた斧リサが口を添える。
「ああ、修行け――確か、半年くれぇだな」
あっけらかん、とのたまうグフ。
驚愕するサブナック。
「嘘をつけ! たかが半年で、このサブナックの連撃を凌ぎきるというのかっ!!」
「オラ、嘘なんか言わねぇぞ。こんなんで嘘ついても、しゃあねぇべ?」
数百年の歳月を、剣技に費やして来たサブナック。
沖田総司から伝授された天然理心流を、さらに高みへと押し上げた剣獅子。だが、そのサブナックの剣技を持ってしてもグフに、有効な一撃を加えることができない。
しかも、たった半年の使い手に苦戦しているのだ。
有り得ない。
確かに、総司のように天才肌の剣士も存在する。だが、ここは妖精界だ。
戦乱とは無縁の世界に、名もなき戦士が埋もれていたとは。
サブナックとて、まだまだ本気ではないがグフにどれだけ、攻撃を仕掛けようとも捌かれてしまう。
「良かろう。出し惜しみは無しだ」
剣獅子が両腕に魔力を傾注し、さらに連撃のスピードを早める。
(イメージするのは、荒れ狂う猛虎。それに連撃の嵐!)
「奥義――虎超乱!」
荒ぶるシャムシールが袈裟斬りから、突きへ。刃を反転させ、逆袈裟から身体を回転させながらグフの急所を狙い撃つ。
が、すべての剣撃は斧リサに弾かれ、無効化される。
サブナックは、グフの底知れぬ強さに戦慄するのだった。
今日は、ジュリア・フォーダム の
マンハッタン・スカイライン でも 聴こうかな。
何か、この失恋は英国的?みたいな歌詞です。
ドライブソングにもってこい(≧∇≦)b
最近、ぽっこりお腹が悩みです。m(_ _)m
それで、昔見た四コマ漫画を思い出しました。
その名も、すーぱータムタム
超 面白いです。作者は、小池田マヤ さん。
ファッションビルに勤める、田村きょう子は太ってて、
歩く音がタムタム とするから、 あだ名がタムタム。
同期の遊び人、シガ が 賭けをして、タムタムを落として
彼女にします。いつの間にか、シガは彼女に本気になっていた
のですが、タムタムの方が先に出世したので、嫉妬したシガ
は、彼女とは遊びだったとバラします。
傷ついたタムタムは、厚木支店へ異動――
半年後、すっかり痩せて美人になって帰って来たタムタムは、
まるで別人。性格もサバサバとし、新たにシガの上司として
仕事に奔走。ざまあ要素もありますが、基本ラブコメです。
全4巻、オススメ(≧∇≦)b




