炎帝竜のピアス 18
ベルゼビュートは、もう指一本すら動かすことができなかった。
炭化した身体は、今にも崩れそうだ。
空中に横たわったままのベルゼビュート。かすかな魔力で上空に滞留するのを、維持している。
(クリムゾンに挑むのが、早すぎたのか。それとも、俺は、負ける運命だったのか?)
クリムゾンを従え、ピアスとして身につけているアスタロト。
これほどの強大な力を持つ魔獣を、屈服させた紅の女帝はさすがだ。伊達に、四大実力者の一人ではない。リドたちの件がなければ、素直に尊敬できる自慢の母親だった。
悔しい。
死ぬのは仕方ない。
相手が格上だったまでのこと。
悔いが残るのは、レオナールとオセのことだ。
魔界の帝王を支えた功労者として、二人に将軍の位をプレゼントするはずだった。
が、今一歩、力が及ばなかった。
「貴様……の勝ちだ、クリ……ムゾン。煮るなり、焼く……なり、好きに…しろ。だが、俺の部下……にだけは……手を、出さ……ないで……くれ」
かろうじて、声を絞り出すベルゼビュート。
「断る。我を散々、侮辱した貴様の目の前で八つ裂きにして、くれるわっ!」
「止めろ! やめ……て、くれ――頼む……」
ベルゼビュートを信じて、ついてきてくれた二人。
自身の自分勝手な夢に賛同してくれた、リド以来の仲間。
(チクショウ! また、俺は守れないのか。魔界のエリートとも、あろう者がこのザマだ。俺が弱いから、奪われるのか。いやだ! もう、仲間を奪われるのは、イ・ヤ・ダ!)
「フン。心配せずとも、まとめてあの世へ、送ってやるわっ!」
その時、ベルゼビュートの身体に異変が起きていた。
今日は、自転車がパンクしたので自転車屋に行くと、チューブ交換で5千円かかると言われました。
ホムセン、カインズに行くと半額くらいで一週間待ち。こちらにしました。
5千円は、自転車屋では適正価格らしいです。
高っ!
今日は、氷室京介 の ラバーズ・デイ
聴いてました。カッコイイ!
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お待ちしてます(≧∇≦)b
お願いの(/ω・\)チラッ




