表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

147/629

炎帝竜のピアス 15

 

「我が居場所は、アスタロト様の左耳のみ!」


 クリムゾンの拡散ブレスの温度が上がる。

 千二百度から、一気に二千度まで上昇し、耐えようのない熱気がベルゼビュートを襲う。

 滝のような汗が滴り、金髪緑眼の悪魔がふらついた。


(クソがっ! 熱波だけで、息ができねぇ!)


 反撃に出たベルゼビュートの一本角から、蒼い雷撃が炎帝竜に向け、放たれる。

 クリムゾンは微動だにせず、蒼雷の一撃を受ける。


「クハハ、これしきの雷撃で我を足止めできると?」


 直撃を受けたクリムゾンだが、どこ吹く風だ。いささかのダメージも負っていないのだろう。


「チッ! レベンドーラの雷撃も効かねぇのかよっ!」


(火竜とは言え、奴が吐くブレスにも限界があるはずだ。なら、いっそ六千度の炎を吐き出させて、ガス欠を狙うか!)


 竜種は体内に火炎を吐き出す燃料を貯めておく器官がある。

 ガソリンのように揮発性が高く、俗に火炎袋と呼ばれており、ブレスを吐く時に、牙を擦過させて火打ち石の代用としているのだ。


「万策尽きたようだな。大人しく、バーベキューとなるが良いわっ」


「フン。ご自慢の六千度のブレスは、どうした。俺様を黒焦げにするなら、全火力で来な!」


「良かろう。ファイヤードレイク最大のブレス――その身で、とくと味わえっ!」





















後で、書き足します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ