幕間――イルマと獅子と赤帽子 12
ガキーン!
剣獅子のシャムシールと、赤帽子のバトルアックスが交差する。
サブナック全力の一撃を、グフは痛めた手首で受け止めた。先ほどのイルマのミョルニルでの打撲が尾を引いているのだ。
愕然とするサブナック。
渾身の一撃であり、魔界でも対処できる悪魔は少ない。
剣獅子は、まるで魔獣と相対しているかのような錯覚に陥った。当然だ。なぜなら、グフはグリフォンの能力を、その身に宿していたのだから。
ならば、とサブナックは攻撃を連撃に切り替え、グフの首を心臓を喉笛を狙う。が、そのすべての連撃が悉く捌かれ、受けられる。
吹けば飛ぶような小柄な身体で、サブナックの超高速の連撃を凌ぎきる。
(そう言えば、先ほどグリフォンがどうとか話していたな。まさか、魔獣の能力を使えるのか!?)
サブナックに、いやな汗が湧いた。
と、同時に新たなる強敵の出現に心が躍った。
(フフッ、総司以来の好敵手か。認めよう、レッドキャップのグフ――そなたは某に立ちはだかる強敵という名の壁だと!)
ブロケル、本日のダジャレ
「このバイク、燃料倍食うね、ヤバいくらい!」
おそまつ(≧∇≦)b
今日は、チャゲアス の 恋人はワイン色 を
聴きたい気分イレブン。
ブクマ、評価お待ちしてます。
ではでは(ΦωΦ)ニヤリ




