幕間――イルマと獅子と赤帽子 9
「舐められたものだな、レッドキャップとは」
鼻で笑うサブナック。
だが、これは当然の態度だった。
ティル・ナ・ノーグに精通しているわけではないが獅子が聞いた情報では、ゴブリンに毛が生えた程度の強さの戦闘的な邪妖精らしいとのことだった。あながち、間違いではないがグフには当てはまらない。
「敵を見かけで判断すると、痛い目見るだぞ」
背中から斧リサを取り出すグフ。
赤帽子の背にはリサを留める機能が付いており、戦闘時には引っ込むようになっている。
確かにグフが指摘した通り、格下と侮っていた敵が思わぬ反撃に出ることもある。
獅子は兎を狩る時も、全力を出すという。
サブナックもシャムシールを構え直し、本気となる。
「面白い。グフとやら、某を楽しませてくれるのだろうな?」
獰猛に、獅子が笑う。
「あたぼうよ! オラには、リサっちゅうツエー武器があるだ!」
ZZZZZ……。
当の斧リサ嬢は、夢の中だった。
「リサ――オメー、寝てんのけ?」
斧リサですが、ボサノバは歌いません。
あしからず。m(_ _)m
そろそろ、寝ます。
明日も仕事早いので。
エンヤ の カリビアンブルー
でも、聴きながら眠ります。
若干、インソムニアですが。
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