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幕間――メタトロンの真実 7

 

 メタトロンが目を覚ました時、眼前には三つ首のドラゴンが居た。

 瞬時にバックステップで距離を取り、背中に負った大剣バハムートに手を伸ばす――が、あるべきはずの武器は存在しなかった。

 この空間に入る前に、大地へ投げ捨てたことをメタトロンは思い出し、舌打ちした。

 前方の竜を、メタトロンは観察する。

 どうやら、すぐには攻撃を仕掛けるつもりは無さそうだ。

 楽観視しているわけではないが、ドラゴンから準備ができるまでは攻撃しないという思念が送られて来たからだった。

 知性が高く、寿命も長いドラゴンの唯一の欠点は生殖能力の低さだ。

 ゆえに、個体数は少ない。

 そして、ドラゴンは戦闘において強者を求める習性があった。


「暗黒竜、クロウ・クルワッハか。武器も無しに、どうやって戦う?」


「なければ、創れば良いこと」


 メタトロンの言動を聞き咎めたクロノスが、淡々と答える。

 そう、大天使クラスの天使は皆、ピグマリオン・マジックが使えるのだ。

 クロノスからヒントを得たメタトロンは、大剣バハムートを周りの大気をエネルギーにして創造する。

 それをダークグリーンのドラゴンは、黙って見つめている。


「記憶を受け継ぐ試練より、こちらの方が分かりやすくて良い!」


 軽々とバハムートを振り回しながら、メタトロンは暗黒竜と対峙した。

 待ちかねたクロウ・クルワッハは、咆哮と共に熾天使へと肉薄する。

 六枚の羽根を出現させたメタトロンは、上空に飛び上がり、右の首級を両断した!

 軍神の剛毅な一撃が、暗黒竜を圧倒する。さらに左の首級に狙いを定め、大剣を一閃。

 が、次の攻撃を予期していたクルワッハは、鋭い牙でバハムートに噛みついたのだった。


「やはり、一筋縄ではいかぬか」























ちょっと、右手首が痛い作者です。


おかげさまで、10万字。皆様のおかげでございます。


m(_ _)m ありがたや。


10万字祝いに、誰か心優しい読者さまが


ブクマ、評価 つけてくれないかな。


(/ω・\)チラッ (/ω・\)チラッ (/ω・\)チラッ


この話、ルー・フーリンの物語というより、群像劇みたく


なってきてるなぁ(笑)


今日は、LiSA の 紅蓮華 は 聴き飽きてるから、


アニメ 魔法科高校の劣等生 の 曲


ライジング・ホープが 聴きたいな。


偶然、LiSAさんがケット・シーの曲を書いてて、ビックリ!


( ゜д゜)ハッ!





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