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幕間――封印のピアス
妖精や精霊は、様々な物から影響を受ける。
それは猫妖精であるルー・フーリンも例外ではない。
ケット・シーのような下級妖精でも、妖魔化するリスクを抱えているのだ。膨大な魔力と妖力を身に宿した黒猫王子は、特に暴走しやすい体質であると言えよう。
ゆえに、彼には三つのリングのピアスが封印として必要なのだ。
いや、妖魔化しないために特殊な金属で、錬成されたピアスで制御せざるを得ないのだ。
ドワーフの鍛治師ゴブニュが三種の特殊金属を、ルー・フーリンの能力を封印するためだけに開発した。
まずは、アダマンタイト。
次に、オリハルコン。
そして、ヒヒイロカネ。
それら三種の超硬度を持つ金属を、魔力伝導率の高いミスリルで溶かし、竜の血を混ぜることで一つにした。
それが、アルガンダイトと呼ぶ超合金が誕生した瞬間である。
後で、書き足します。




