父上への報告 5
「すまない、ルー。ゲイ・ボルグを許してやってくれ」
(槍を許せ、とは……変な言いようだな。まぁ、父上の頼みなら許すも許さないも無いのだがな)
「許す以前に、暴走する武器を手元に置いていては、危険では?」
黒猫が訊いた。
幾ら、ゲイ・ボルグとは言え、クー・フーリンを傷つけるのであれば破壊することも辞さない。
「ルーが来たから、嬉しがっているのさ。なぜなら、ゲイ・ボルグにはエディンの魂が封じ込められているからね」
(ニャ、ニャ、ニャンですとっ!)
驚愕の事実に、ルー・フーリンが猫化した。
妖精姫エディン・ティターニアの魂が、ゲイ・ボルグの中に封じ込められているという。
黒猫の実の母親というが、彼女のことは全くと言って良いほど知らない。
物心がついた時から、親と呼べる存在はクー・フーリンだけだった。
エディンは産後の肥立ちが悪く、亡くなったと聞いた。
しかし、彼女はハイエルフであり、ケット・シーではない。ルー・フーリンが生まれるはずもない。
では、エディンの従者だった黒猫のケット・シーのルネが母親という答えに行き着く。が、クー・フーリンは否定する。ルー・フーリンの実の母親は、エディンであると。
「……真ですか、父上!?」
「私は、ルーに嘘は言ったことがないよ」
嘘はついていなくとも、真実を語ったこともないのでは。
と、黒猫は父親に問いただしそうになった。
長年の疑問を、この機会にぶつける!
「では、父上――ルーは、養子なのでしょうか?」
勇気を振り絞って、黒猫は訊いた。
覚悟は、できている。
養子だろうが、育ててもらった恩は返す。ただ、クー・フーリンの実の息子でないのが悲しいだけだ。
「ルーは正真正銘、エディンと私の実の息子だよ」
「ですが、俺の姿はケット・シーのそれです。かつて、従者だったルネの子だと考えるのが自然でしょう!」
「そうだね。ルーは誓約を知っているかい?」
「もちろんです。誓約であるゲッシュは、神と交わした約束を守ることによって、強大な力を得られる現象です」
「そう。ルーの出生の秘密を守ることによって、発動する力に守られているのだよ」
「そんな誓約が……」
「それに、もうすぐ私は死ぬ運命にあるのだよ」
後で、書き足します。
仕事が!
今日は、アニメ ハイキュー!! の Tシャツ着てます。
だから、どうしたって話なんすけどね。
なんか、T―ボラン の LOVE が聴きたい。
GWには、新作書けそう。予定は未定だけど、酒飲みながら、
更新かな。昨日は、ホワイトルシアン飲んでました。
レシピは、ウォッカとカルアと生クリームと氷。
甘辛いカクテルです。美味し!
ちなみに、ウォッカとリンゴジュースで、
ビッグアップルって、カクテルに。
ニューヨークの別名なんすけどね!
ブクマ、評価 お待ちしてます。
(/ω・\)チラッ




