幕間――ルー・フーリンの誕生 2
今、天幕の中にはルネと、眠っているエディンしかいない。
小さな暗殺者ルネにとっては、千載一遇のチャンスだ。
(ルネは、エディンさミャを殺す!)
懐の短剣を握りしめるルネ。
ケット・シーの素早さをいかして、エディンの喉を一突きするだけである。
それで、この任務から解放される。
――魔女モリガンは、その日の気分でルネを鞭で叩いた。
仲間のケット・シーには、死んだ子も居た。
モリガンの創造物だから、生かそうが殺そうが彼女の自由だ。
今回、エディンの従者として潜り込んだのは、妖精姫を殺せば、奴隷の身分から解放されるからだ。
それは、嬉しい。
だが、エディンが死ぬのは嬉しくない。それに子供が産まれるのだ。彼女は、死んではいけない。いつも、太陽のように天真爛漫で、常にルネをかわいがってくれた。妙なコスプレをさせられる時もあるけど、エディンといると楽しいし、心が暖かくなる。
ルネは、第二の選択肢を選ぶことに決めた。
(さよなら、エディンさミャ……)
懐から短剣を取り出し、ルネは自身の喉を突いた――
――はず、だった。
「何を、している!?」
見ると、憔悴したエディンが素手でナイフの刃を握り込んでいた。掌からは、うっすらと血が流れている。
「エディンさミャ……」
ルネの中に様々な葛藤が去来し、とめどなく涙が流れる。
「ル、ルネは死ななくちゃダメなんですニャ……」
エディンは、力なく笑う。
「死んで良い命など、どこにもない。まして、ルネは私の専属メイドだろう? 死んだら、私が困る」
後で、書き足す予定です。
今日は、スザンヌ・ヴェガ の
トムズ・ダイナー を 聴いてました。
後、グレン・メディロス の
me-u=blue
僕から君を引くと、残るのは悲しみばかり
みたいな曲です。
最近、仕事で他の部署に異動になったので、
忙しいです。m(_ _)m
短文で申し訳ないですけど、チリ積も山で
現在、8万字です。
最初からブクマつけて下さった、お二人様の
おかげで、心折れずにがんばってこれました。
ありがとうございます。
この場を借りて、ミサカはミサカは、感謝の
言葉を述べてみたり。
m(_ _)m
とある、も好きです。
レールガン使えたら、かっちょええなー。
(≧∇≦)/
ヒマジンブレイカー発動(笑)




