表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
82/151

【エピローグ】第一部完

―― エピローグ ――


空が橙と群青に染まる頃、


「んっ――……、ここ、は」

「あらおはよう」


背中に居る糸さんが意識を取り戻す。


「神社に帰る道だよ。気付いたら糸さん、鋏と共に目の前で倒れてるんだもん」

「……、そうでしたか」


今はハサミ状態で僕の頭上に眠る鋏も、糸さんも、何があったかを語らない。だが、僕は知っている。


「縷々子……いや、ルーから大体の話は聞いたよ。とっちめておいたから安心して」

「そう、でしたか。……しかし、何故切れた縁を繋いだのに、蜜さんは以前のままで……?」

「ううん、ルー曰く『私のお兄ちゃん何だから耐性あるんじゃない?』だって」


妹の適当さに、糸さんが黙ってしまった。


「しっかし、女の子をおんぶするのは初めてだなぁ。凄い青春て感じ」

「……縷々子さんからは、あ、赤い縁糸の事も?」

「ん? 何の話? そんな事は一切、だったよ?」

「……なら、いいです」

「え〜教えてよ〜」

「しつこいです。……明日は学園祭の二日目だったり神社で神前式があったりとで忙しいので、寝ますね。しっかり姉を運んで下さい」

「その設定まだ生きてたんだ〜」


長い一日が終わる。

どうしてだかさっきから、ずっと小指が熱かった。



第一部完


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ