33.屋上でのエンカウント
前回書きました通り、半端ですが打ち切りさせててただきます。
拙い作品でしたが応援ありがとうございました
昼休みになって、いつものメンバー(私と美波とゆかりちゃん)とお弁当を持って咲良ちゃんのクラスに行くと、咲良ちゃんの他に二人が待っていた
噂がどんどん追加される私を心配した玲奈ちゃんと、昨日のライブについて語りたい愛美ちゃんだ
天気も良いから、たまには屋上でお弁当を食べようという話になり皆で向かった。
なんでも屋上は開放はされてるけれど意外とせまくて、人があまり来ないらしい。
(まぁ教室と食堂とテラスが中庭も開放はされてたらわざわざ狭い屋上には行かないか…)
階段を上りきって、屋上に続く扉を愛美ちゃんが開けるが…愛美ちゃんは中々屋上に出ようとしない。
「まなみん、どうかしたの?」
「え!あ、あの……あれ………」
ゆかりちゃんの声かけに応えた愛美ちゃんは体を屋上が見えるように引き指を指したので皆で覗き込む
(この様子、端から見たらきっと…)
「なんだかトーテムポールみたいだわ…」
『『しーーーっ!』』
美波の意見には激しく同意するけど、それは言っちゃダメなやつ!
皆で注意してから改めて屋上に目を向けると、視線の先には星野くんがイヤホンを着けながらキレッキレのダンスをしていた。
「へぇ意外ね」
「何を踊っているのかしら…」
「歌いながらみたいだけれど…ここからでは聞き取れないわ…」
トーテムポールの上から玲奈ちゃん、咲良ちゃん、そして私の下の美波から疑問の声が上がる
私その踊りに見覚えがあるし、愛美ちゃんに至っては……瞳孔が開いていらっしゃる!?
開いた口がどんどん広がっていってる!?
そう、星野くんが踊っているのは昨日のライブで披露していた曲だと思われる!
星野くんの様子を伺っていると、曲が終わったのかイヤホンを外して髪をかきあげながら何気なくこちらと目が合ってから、驚いて一歩引いた!
(あー、そりゃそうだ…私達は端から見たらトーテムポール…)
「え、あ……見た?」
星野くんの言葉に皆で顔を見合わしてまばたきをすると、皆で一斉に全力でブルブルブルと首を振った
(見てない見てない、ライトくんダンスなんて見てないよ!)
…すみません、全力で見てました…
…主に愛美ちゃんが
「……はぁ、いや…こんなところで踊ってたこっちが悪かったよ…」
「あああの!星野くんってもしかして…!!」
興奮した愛美ちゃんは両手を胸の前に握りこぶしを作って星野くんに近づいていった
「…あー、バレちゃった…?そこの人とは昨日も今日も目が合ってたからヤバイかなとは思ってたけど…」
「Retiaのファンなの!?今のダンス、昨日の新曲のライトくんの振り付けだった!ライトくんファン…!?」
「え!?え、えーと…」
目を輝かせて近付く愛美ちゃんに星野くんは視線を避けるように斜め上に向けている
(愛美ちゃん…天然なのかな…)
あー、とか、えー、とか星野くんは視線をさ迷わせている…
うん、何て言うか悩むよね…
「まなみん、反応から察するにご本人じゃないのかな?」
「え」
「昨日ってのが私のことなら、ライブ中のことだからそうだと思うよ?」
「え」
ゆかりちゃんと私の声に愛美ちゃんはガタピシと固くなっていく…
「え、えーと…ライトくん…ですか?」
愛美ちゃんの質問に星野くんは、観念したように目を閉じて、改めて髪をかきあげながら…ステージの上に立っていたような髪型に近付け少し困った顔で笑った
「うん…皆には内緒だよ?」
(アイドルスマイル尊いわ…)
自然のライトに照らされた星野くんは正しくライトくんでした。
…あれ、愛美ちゃんに影響されすぎたかな?
星野くんは先程の事故の後で自分の足に違和感を感じて、とりあえず踊れるか試しに屋上にやってきたらしい。
私達は改めて自己紹介をしながらお弁当をつついていった。
昨日の話をしたところで星野くんは私の隣に居た常連ファンが愛美ちゃんだということがわかり、いつもの応援に対するお礼を言っていた。
(うん、あれはパッと見は別人だよね…)
「愛美、どんな格好してたのよ…」
玲奈ちゃん、聞かないであげて…
閲覧ありがとうございました。
勉強して出直してきます(>_<)




