3.よろしく
閲覧ありがとうございます。
入学式…
お決まりの校長の長い話からはじまり、先生の挨拶やら成績優秀者のお決まりの挨拶があったりしてそこそこ時間たったけど…
きっとほぼ同じ境遇の黒髪女子になんて話し掛けようか悩んでたら入学式終わってたわ…
入学式のあった体育館からまたホームルームをする教室に戻る際、黒髪女子がゆっくり前を歩いてたから勇気をもって話しかけることにしたの!
「ねぇ!確か同じクラスだよね、一緒に教室いかない?」
我ながら白々しいけど、いきなり本題には入れないよね…
「え…ええ?あ、あぁはい!大丈夫です!」
すんごいびっくりされた。そりゃそうか…
「私は斉藤真紀って言うんだ、よろしくね!」
「私は松田美波です。こちらこそよろしくお願いします」
歩きながらぺこりと頭を下げられた、可愛い!
「松田美波ちゃんか…美波ちゃんって呼んでもいい?」
「ええ、もちろん。斉藤さんとお呼びしても?」
「できれば名前で読んでほしいなー、私ハゲてないし!」
出来る限りの笑顔でにかっと笑う
さっき思い出して一番複雑だった前世ネタ、どうだ!
「え…」
「教室でさ、ときスクって聞こえて思い出したの…そう言ってた美波ちゃんも、そうなんだろうなって思ったんだけど…」
「あ、あなたも…その…転生した人なの?」
「真紀って呼んでよ」
「あ、ええと…真紀…さんも?」
「うん、そうみたい。さっき思い出したばかりなんだけどね?おかげでホームルームも入学式も頭がぐるぐるしちゃって…はは…」
ゲームの世界に転生して大興奮!ってよりも、混乱のが大きいんだよねー
「私も、真紀さんと先生の顔を見て思い出したの…あと、自分の特徴…」
「わかるー!私の場合はあと美波ちゃんの発言!」
「でもあなたも記憶があるのだとすると…なんかまた頭が痛くなってきたわ…」
「あはは…なんかゴメン」
「真紀さんが謝る必要は別に無いでしょう…とりあえず教室に行かないといけないし、放課後によかったらお話しましょうか…」
「うん、賛成!」
ゆっくり歩きすぎたから辺りに人は少ないし、美波ちゃんと急いで教室に戻った。
ガールミーツガール。




