26.遊園地(真紀視点1)
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遊園地についた私達はパンフレットを眺めながらどのアトラクションに乗るか悩んでいた。
(定番なのはジェットコースターと観覧車とお化け屋敷かなぁ?)
「皆はどんなアトラクションが好き?」
「僕が好きなのは絶叫系かなぁ、浮かびながら回るブランコみたいなのも好きだよ」
「私もジェットコースターは好きね。遊園地でないとあの感覚は味わえないもの」
「ジェットコースターも好きだが観覧車も来た時には毎回乗ってるな、園内を見渡せて楽しい」
花守くん、美波、佐原くんの順で答えを聞いた。皆ジェットコースターは好きなんだなぁ…私は嫌いじゃないけど苦手かな。
でもいつも怖いもの見たさでいつも乗っちゃうんだよね。
「絶叫系も高所系も大丈夫なんだね!じゃあジェットコースターに向かいながら気になるのがあったらどんどん乗ってこうか!…あの見えてるやつ、真っ直ぐいけば着くかな?」
パンフレットにアトラクションの位置は書いてあるけど、ジェットコースターまでは入り口から遠く離れた所にあるようで行くまでにも道が入りくんでいるようだった。
「ジェットコースターにすぐいくなら横の道を通った方が早くて楽だよ、真紀ちゃん。ジェットコースターはいつも並んでるから先に行って、入り口に戻りながら他のに乗ってもいいかも」
「じゃあそうしよ!ありがとう、花守くん。…横の道ってあっち?」
「もうちょっと奥だね、初めてだとわかりにくいから案内しよっか」
そう言うと花守くんは私の手を握って歩き出した!
驚いた私に、これならあの二人は話ながら来れるでしょ?と言ってウィンクをした。
気遣いは嬉しいけど、なんかドキドキしちゃった!
(そうだよね、私が協力お願いしたんだもん!)
とりあえず美波と佐原くんを一緒に乗せる為にも、私はこのまま積極的に花守くんと話すようにしよう!
◆ ◆ ◆
それからジェットコースターを始めメリーゴーランドやコーヒーカップ、空中自転車やゴーカートなどを楽しみ、とても人だかりのあるアトラクションの前に来た。
「ここはお化け屋敷?でもすごい人気だね…そんなに怖いの?」
目の前に広がるのはお化け屋敷にありがちな和のお屋敷。入り口には恐怖の診療所と書かれている。
「この遊園地にきたらお化け屋敷は絶対に行くって人多いよ、今日はこれでも空いてる方だから並ぼっか」
花守くんが先導して列に並び出した。
人気のあるところってすごく凝ってるから、ちょっと怖いけど楽しみだなと思いながら私も列に加わる。
「わ、私は少し疲れたからベンチで休んでるわ」
あれ、美波さん声がなんだか固くない?
拳を握りながら言う美波。
他の三人で一緒目を合わせると、佐原くんは目を閉じて美波の近くに一歩近付いた
「俺が松田さんと待ってるから二人で行って来いよ」
「じゃあ真紀ちゃん二人で行こうか…と言いたいんだけど、ちょっと喉乾いたから飲み物買ってきたいかな。でもここ人気あるからまた列長くなっても嫌だし、美波ちゃんが良ければ戻るまで変わりに並んでおいてくれない?」
「ええ、まぁ…そのくらいなら…」
「ありがとう、じゃあ行ってくるね!」
そういって花守くんが売店まで向かったので残された三人でお化け屋敷の列に並んだ。
列が少しだけ進んだ時、花守くんからメッセージが来た。
『真紀ちゃんも列から少し抜け出して!そして二人にもお化け屋敷に入ってもらおう?そのお化け屋敷、列の進み早いからとりあえず急いでね!』
確かにさっきの美波の状態を見るとお化け屋敷は苦手そうだし、佐原くんに甘えたり頼ったりなんかしちゃえば二人がくっつくのも時間の問題だったりするんじゃない?
(花守くん頼りになるな~!よし、抜け出そう!)
「あぁーっと!私トイレ行きたくなっちゃった!二人とも悪いんだけどちょっと並んでてもらっていい?急いで戻ってくるから!」
そう二人に伝えながら私はとりあえずトイレのある方向に走り去ってから、メッセージでやりとりをして花守くんと合流した。
「お待たせ!でもこの後どうするの?」
「列進むギリギリまで待ってて貰ってから合流して、ここまできたなら行こうよ!って言うのはどうかな?そのあと観覧車で休憩とか提案してさ」
「賛成!並んでてくれてるお礼に二人の分も飲み物買わないとね!」
作戦が決定したので、花守くんと私は気持ちゆーっくりとすぐそこの自動販売機に飲み物を買いに行った。
フラグしか立ってない(;・∀・)
次回は美波視点ですが後々真紀視点に戻ります。




