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22.レストラン「ステラステージ」

翌日


学校では、知り合ってしまえば会いに行けるようで、休み時間には玲奈ちゃんと話したり、美波とゆかりちゃんと咲良ちゃんとお昼を食べたりしてた。


…廊下を通るときに昨日の噂が広まってたことは気になったけど…


咲良ちゃんには手に終えないおてんばな人間のペットがとか…


慈悲の笑顔を独り占めする新参者とか…



(何それ…!ストーカーも問題だったけど何がどうしてそうなったの…?!)




私の新しい高校生活は前途多難らしい…




◆ ◆ ◆




放課後になり、私は今日からはじまるバイト先レストラン『ステラステージ』にやってきました!


行ってから知ったんだけど、ここは時折テーマを変えるタイプのコンセプトレストランだそうで、基本的には可愛い制服だけど、たまーにコスプレみたいな衣装を着ることもあるらしいんだ…ちょっと恥ずかしいけど楽しみかな?


渡された制服は清楚な濃紺のロングのメイド服とヘッドドレス。エプロンには懐中時計が描かれてシックなイメージだ。生地がしっかりしているからか、あまりコスプレという感じはしない気もする。


今は『星空と図書館』がテーマらしく、店内には夜空に見立てた濃紺の布が張り巡らされ、銀色の星を型どった飾りが散りばめられていて、たくさんの本棚に囲まれている…実際には本棚の壁紙らしいけど。


教えられた通りに仕度を済ませ、まだシフトまで時間があるので待機室でメニュー表を確認していた。


(フムフム…基本のメニューでも飾り付けが若干変わるんだ…今は星型なんだなぁ)


星型チーズや薄焼き玉子を乗せたり、プレートにソースで星を描いたりするらしい。作る人大変そう…私はホールで接客だから作らないけど。




「あの、初めまして…学校の制服が同じだったようで気になったのですが、三葉高校の方ですか?」



(そういえばそんな名前だったな、学校…)



三葉高校は確かに私の通う高校で、ゲームシリーズでは初代が一葉高校、次が二葉高校と数字が増えていくスタンスだった。



(記憶が戻ってからはときスクの学校!ってイメージが強すぎて忘れてた…!!)



メニュー表から顔をあげるとそこには赤縁眼鏡をかけ、左の肩に大きく編まれた三つ編みをさげたおっとりしてそうな女の子が首をかしげていた。



(あれ、この子って…ゆかりちゃんのノートに書いてあった…)




「初めまして!斉藤真紀です、今日からよろしくお願いします!そう、三葉の1年A組なの!」



「初めまして、1年C組の萩原愛美です。斉藤さん、よろしくね…実は他にもキッチンのパートの方に斉藤さんがいるの…真紀さんと呼んでも大丈夫?」



「むしろそう呼んでくれたほうが嬉しいから大丈夫!私も愛美ちゃんて呼んでも良いかな?」


力強く言うと、くすりと笑われてから頷いてくれて、ええ…よろしくねと言われた。

ふんわりした笑顔に思わずほっとした。



(初バイトだし気を張ってたのかな?自分じゃ気付いてなかった…)



咲良ちゃんも百合みたいな綺麗なお花が咲くような笑顔だけれど、愛美ちゃんはたんぽぽとか可愛いお花がそっと咲くような安心する笑顔だ。



(学校だといつも忙しそうにしていて知り合えなかったから、バイトで知り合えたのは嬉しい誤算だな!)


こうして私は仕事を愛美ちゃんに色々と聞きながら覚えていった。

接客、注文の取り方、運び方、テーブルセッティング、お会計…

愛美ちゃんの教え方が丁寧だったから、上がる時には一人でも動けるようになっていた。



(うん、これならバイトも頑張れそう!)

やっと学校名が出せました

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