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手と手と

作者: 菊江 静

君の手をとりたい。

それだけの詩。

重なり合う手のひら

遠い記憶

ふと目を閉じると見えるんだ

君と過ごした過去の幻想


特別なんかじゃなかった

一緒に笑って泣いて傷ついて

そんな平らな日々が幸せ過ぎたんだ


あの日はもう

思い出したくもないくらいに最低で

死にたくて死にたくてたまらなかった

君がいなくなる


窓辺に一輪の花

ただ立ちすくむ事をしかできなくて

離れて暮れて、貰って放って

耐え忍ぶだけのこの生命

どんな言葉でもいいから

君を思い出していたいんだ

嗚呼 嗚呼 胸を打つ鼓動よ

涙ぐむ事でしか拭えない

手と手を合わせましょう


降りしきる雨音

照らす言葉が綺麗すぎて

抉りとりたいあの激情

ふしだらな気持ちに苛われる

最後まで騙されればいいのかな?

腐った理由もう微塵も想いはしない


不安で乾く身体

自虐的自傷行為

ドロドロ歪な眼

策略知略、拝聴


今宵は春

別離の音を掻きむしり

耳を塞いで明日も生きていたい

魅せておくれ君の未来を


満開の桜の空で踊りませんか?


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