Ⅶ
Gray『ん・・あぁ~あ』
天井を仰ぎながら欠伸する
Grayは僧房の寝床にいた
Tiara『よく寝ましたねGrayさん』
Gray『ここどこだ?てか腹減ったぁ~』
グゥゥゥゥゥ
腹部から食欲を催した
『起きましたかな?』
偏袒右肩の袈裟の服装
五輪刈りの頭部、鬱蒼と茂った髭と眉毛
携えた錫杖に体重を委ねた老人がいた
Gray『誰だ?おっさん』
Tiara『おっさ・・・』
『ほっほっほ、儂はここの老師 久下 半蔵じゃ』
半蔵『お主等、ジャンパーじゃろう?』
Tiara『じゃんぱー?』
半蔵『異郷の地からやってきた人を漂流者と言うんじゃ
お主等、この世界のものじゃないじゃろう?』
Gray『そうだけど?てかそんな事より飯ねぇ?』
半蔵『そうだのう、食事しながら話を続けようかのう』
半蔵はGray達を別館に通ずる有蓋橋へと誘導する
経路の座禅堂には僧侶達が瞑想している
到着した場所は旅館の宴会場を彷彿する光景
Gray『うっまそ~!』
Gary『で、話ってなんだ?ムシャムシャ』
Grayは早速、食材を咀嚼しながら対話する
半蔵『お主等、ここにずっとおらんか?外は想像以上に危険じゃ』
Gray『いやだ、これ食ったらここをでるぞ』
半蔵『やっぱりか、お主等漂流者は皆そう言いよるじゃこれだけは教えておいてやろう』
Gray『ん?』