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 そういえば、この家は基本的にしっかり者しかいないから、ルールというか、しきたりみたいなものはほとんどないのだけど、いつかティナにひとつだけ「食事中に込入った話をしないでほしい」と言われたことを思い出した。僕はいちおう客人なのだし、このえらく意味深な言いつけを守る必要はないように思えたけど、だからこそいま、それがみょうに引っかかった。いつもはシドウへの食事を済ませて、それから僕自身が食卓について、ティナとふたりで夕飯を食べるから、当初はそのときに聞こうともくろんでいたからだ。

 僕はまた冷蔵庫からミディペット(ひと昔前に出回った、つぶれた瓢箪みたいなやつだ。よりによってなぜこれなのだろう)を取り出して、慣れた手つきでビーカーに一食分を注ぎいれた。朝と液体の色が違うような気がしたけど、いまそれはさほど大した問題じゃない。

 そこまで性急にする必要はないのだ。いい気分とはとても言えないけど、あえて僕はのどの奥に言葉を燻ぶらせたまま、この食事を終えてしまおうと考えた。


いまのうちに書いておくと、ミディペットなことには本当に意味がありません

我が家の冷蔵庫の一番上の段にミディペットがすげえいい感じで入るから、というのが理由です

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