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……
目が覚めた僕ははっと身体を起こし、思索よりまず、自らが置かれた状況を確認した。
もう時刻は夕方だった。冬のぱさついた空は暗く、食卓や居間はいつのまにか、おそらくはシドウによって暖色の電球が灯されている。手足の末端が、自分のものではないみたいに冷たい。時間の経過は明らかで、とすれば僕はかなりの間眠りに就いていたようだ。ちなみに、向かいの椅子の背もたれには濃紺のカーディガンが掛けられている。
「……だらしがない」
天井に張り巡らされた支柱が作る、ふぞろいなパネルを仰ぎ見て、僕は放るようにつぶやいた。
カーディガンを羽織り、とりあえずコップ一杯の水で喉を湿らせた僕は、居間で時刻を確認するなり、しばらく読書でもしようと思い立った。夕飯まではあと一時間ほどあって、何もしないでは少々手持ち無沙汰に感じたからだ。もっとも、普段なら昼間のうちにたっぷりの時間をもってすることなのだけど。
この家の本棚は大きく、毎日数時間の読書に努めている僕だけど、いっこうに読破できそうにない。ようやく最上段、一列目の佳境に差し掛かる今日本棚から取り出したのは、文庫本が立ち並ぶ一角からはみ出す、文字通り規格外の絵本だった。
ゴールデンウィーク前半最終日の今日ですが、どうお過ごしでしょうか
気候の激しい変化によってか否か、友達が風邪を引いてしまいました
うがい手洗いをこまめにして、早めの就寝を心がけたいですね




