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 ……そして、迷宮入りになることが半ば確定してしまう。僕は深く息を吐いて、目を細めた。

 この夢はどうやら終わりらしかった。虚空を蹴るような浮遊感を覚えて間もなく、僕の意識というか、存在が薄らぐような感覚が突如やってきたからだ。もしこの夢の内容を覚醒した僕が覚えていたなら、とんでもなく後味の悪いものに違いないだろう。でも正直なところ、「今の僕」は安堵していた。目覚めてしまえば、二人の死体と事件の謎にありありと向かい合わずに済む。煩雑な仕事を嫌々こなしているさなか、手持ち無沙汰そうな部下を見つけたみたいな気分だった。

 フェードアウトしていく視界の片隅で、ふと少女の傍らに置かれた絵本が目についた。艶のある白の装丁に、黒いパックマンみたいな扉絵の、題名は……

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