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 また全裸であるという事実が示唆する通り、死体には明らかな陵辱の痕がある。フローリングにはベッドから引きずったであろうシーツがぶちまかれ、袖には強く握りしめたようなしわができているし、何より下腹部に滴る精液が動かぬ証拠だった。犯人には隠す素振りが毛頭なかったみたいで、広げられたワイシャツの中ほどが不自然に濡れている。おおよそ、ティッシュか布巾の代わりとして使ったのだろう。

 もちろんここまで陰惨な光景は、明晰夢とはいえあまり気分のいいものとは言えなかった。僕の感性に基づくなら、視覚的なことだけでなく、調子良く探偵ごっこをかましているなか、更なる難題を積層されたみたいで面白くないのだ。なにしろ要するに犯人は、家主が在宅、起床している中堂々と庭の窓から押し入り、金品を奪うに際して邪魔なシドウを銃撃、おびえる幼女を強かんの末素手にて絞殺し逃げ帰ったということになる。

 意味が分からない。殺害の手段が散り散りだし、乱暴目的としてもシドウに触れた形跡がないし、何より一番真っ先に始末されるはずの僕自身が無傷なのだ。犯人の動きを辿るほど、その軌道は無為な混乱を見せていくようだった。

今後、やや過激な描写が頻発するかと思います

このお話を読んで、気分を害した方が居られたなら謝罪します

また、そういった方にはこの先のお話を読み進めないことを、不躾ながらおすすめさせていただきます

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