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読書感想文思いつかない人向け 3枚以上の学校のみ対応

作者: 伊沼 玲

私がこの夏に、読んだ本でとても気に入ったものがあります。それは新海誠監督が手がけたひとつの映画の原作、言の葉の庭です。

まず初めに、この本の魅力としては、年の差のラブストーリーなのですが、主人公の秋月孝雄が高校に入るまで知らなかった 「現実」 というものを知り、電車の息苦しさなど、大人になるまで知らなかったことを無理やり押し付けられた気分になりながらも、逞しく生きていって成長する姿にあると思います。

年の差のラブストーリーですから、相手は社会人で会う機会はない、しかし彼らが何故会ったのかというと、雨の日の公園で偶然会い、秋月孝雄は靴屋を目指しているのですが、雨の日のみ公園で自分のデザインの靴をノートに書き上げる。そんなときに公園のベンチに着くと、もう一人の女性が居て、朝から仕事をサボって公園でお酒を飲んでるという非常識的な生活を送っていた雪野に逢います、そこから彼らは話したりしてお互いの心の距離が縮まって行く話となっています。

そこから私が印象に残った場面が二つあります。

一つ目はどんどん彼らの距離が縮むにあたって季節は流れてゆき、梅雨が開け、二人は雨の日だけいくことを決めているので、晴れの日には行かないという自分の中でのルールのようなものがありました。明日雨になってもらうためにゆきのがまるで子供のように

「あした天気になーれ」

と言ってる姿が印象に残りました。何故かと言うと、たった一つの願いのためにどんな方法ですら試す姿勢に見えたからです。ただ一人の男子高校生に会うためにやるとは、私からしたらなかなか思いつきません。

二つ目は雪野がなぜ公園に来ていたか分かるシーンです。

雪野は孝雄に

「私はあの場所で歩く練習をしていた。」

そう言いました。私にはなぜ歩けくなったか分かりませんが比喩表現だと思いました。何故かと言うと、産まれて何年かで歩き方なんて分かってそれを忘れられるはずがないからです。つまり彼女は実際に歩けなくなったのでは無く、 「社会での生き方が分からなくなった」 と言いたいのだと思います。

最後になりますが、私はまだ学生であり、社会の歩き方なんてまだ分かりません、しかしどんな困難が私の前に現れたとしても、乗り越えていきます。

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