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エッセイ

幸福は逃げないだけ。

作者: _


 冷めた空気が沈み込み、埃を抱き抱えた空間で(おもむ)ろにため息を漏らす。


 たまに息一つで幸せが逃げると言う奴が居る、俺は違うと思うね。


 ソレは幸せが身を引いたと解釈して自分のどうしようもないクズ加減を曖昧にしているだけで、幸せが逃げるなんて言い訳も大概。


 幸せが? 違う、俺が逃げてるだけ。


 だってそうだろ、ため息を吐いて落ち込むような奴が幸せに向かって足場を組めるわけがない。


 疲れない遠回りをして他人に盗まれることばかり積み重ねて死ぬ頃にやっと気づくんだ。


 幸せはちょっと足に力を入れたら誰にでも届く話なんだってな。



 その手は何の為にある?


 その足は?


 大切に抱えてるその端末って?



 幸せにも種類がある、確実なのは成し遂げる事も幸せの部類だという事。


 もう足場は作られていると思わないか?


 なのに。それなのに。


 踏み出せばいいのに、お前と俺はため息をついて後ずさりしているんだ。


 滑稽だろう? 笑え。はははは

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