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チンパン学園  作者: チンパン田中
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算数


ここはチンパン学園。

恋や部活や勉強に励むためのチンパンジーだけで構成された学園である。

そしてこの俺、チンパン太郎もチンパンジーなのであった。

今は休み時間中。黒板脇の掲示板を見ると、次は算数か。

俺の得意科目だ!

朝は偉い目に遭った。算数の時間でさっきの件をチャラにして、名誉挽回と行くか!

俺は息巻くと、算数の教科書を取り出し、さっそく予習を始めた。

だが、クラスのやつらは何もしないどころかバナナの皮滑りで遊んでやがる!

「ウッキウェーイ!」

「すべる! すべる!」

「ウンコを食べさせろ!」 

ったく、しょうがない奴らだ・・・。

またあいつはウンコ食べさせろとか言ってるし・・・。

そう思っていると。

「チンパン太郎予習してるんだ偉いねー」

ん? 誰かと思ったらクラスのマドンナ、マユコちゃんじゃないか!

え、今呼び捨てされた? まあいいか。

「まままま、マユコちゃん! そ、そうなんだ。どう? マユコちゃんも一緒に」

俺はドキがムネムネしながら聞いた。

「んーケツについたウンコに気付かず登校してくる人とはちょっとね」

そういってマユコちゃんは自分の席に戻ってしまった・・・。

ガーン!

クソー! ウンコのバカヤロー!

ガラガラ。俺が席でうずくまって大泣きしていると、先生が入ってきた。

「みなさん算数の時間です」

算数の授業が始まった。

「1+1はなんでしょう」

さっそく先生が問題を出すが、俺には簡単すぎる! 答えは2だ!

だが他のやつらは。

「1+1? 難しすぎる!」

「こんなの答えられるやついるのかよ!」

「わかった! 答えは34だ!」

「バナナを食べさせろ!」

くっくっく、バカな奴らだ。

バナナを食べさせろとか意味不明なヤツもいるし。

他の生徒は誰も答えられない。

「誰もわからないのー?」

生徒の批判に、先生はまた涙目だ。

俺は奮起し、手を上げて言ってやった。

「答えは2です!」

すると。

「チンパン太郎君すごい! 正解です!」

先生の言葉にクラスのみんなは。

「こんな問題解くなんて!」

「天才かよ!」

「きゃーステキー!」

と俺の評価がだだ上がりのようだった。

俺は興奮のあまり鼻血が出そうになったが堪えた。

これで俺は学園のチンパンジーランキング1位に!

と、テングになっていた。

だが、次の先生の一言が。

「さっきのしりウンコの名誉挽回出来ましたね!」

ウワ。サイアク。しりウンコって・・・。

しかも忘れかけていたのにクラスの生徒まで思い出すし!

「でもウンコつけてたんだよなー」

「ウンコ野郎!」

「最強のしりウンコだ!」

もう俺は終わりだ! 先生のバカヤロー!



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