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Before the prolog-2

括弧の数が増えて少し読みずらいかと思います

 

  時は流れ、実際に入る段になって思う。



『現実と変わらぬ仮想―ねぇ?』


 そんなものがあったとして、それを現実に行えてしまう人間は、すでに生物として問題のある範疇ではないのか?


「おーい、聞いてる?」


 その声にふと我に返る、すでにオープンを間近に控えている。


今現在の時刻は午前十時半、オープン開始は十一時、まだ三十分も早く、少年、工藤桂介がヘルメットか何かにしか見えないギアを頭にかぶっているのかと言えば―まあ、待ちきれなかっただけだ。


「早くならないかな~」


友人の一人がテンション高めに言う。


「いや、まだ、三十分あるしね。」


苦笑交じりだろう返答を三人目の友人が返す。


『―いや、というか』


「なぜ、佐奈と幸助いる?」


 少年が通話越しで漫才を続ける友人―佐奈と幸助に訪ねる。


 事前に聞いていた話で最後の一人―自分に変わりを頼んだ男が通話であちらについてくるというのは聞いていたが―これはさすがに想定外だ、回線が―少年が使っている物がくそだというのは置いておいて―重い。


「え~いいジャン別に、最低限の動作なら、確保したスペックなら動くんでしょ?」


高い、ソプラノのような声が耳に入る、追従のように。


「いや、ほら、ファンタジーの世界にいけるって聞いたら行きたくなるけど、其処の往復切符持ってないからさ、自分ら」


 そんなことをのたまってくる。


「…ふぇ~」


メンドくせぇと、内心で思う。




「…すまん遅れた。」


 通話開始から遅れること一時間半、残り三分というぎりぎりのタイミングで、諸悪の根源が会話に参加した。


「オ~陽くん~おは~」


「ああ、はい、おはよう…おはよう?」


怪訝そうな声―まあ、たぶん、今の時間でおはようってどうなんだとかそんな適当なことだろうが―少年に補足説明を走らせる。


「一様、十一時まではオハヨウであるとなんかで読んだことありますぜ。」


へぇーと生返事を返す少年―陽丙をしり目にイヤホンとマイク用の端子穴にヘットギアの端子を接続する。


[聞こえてっか―?]


[うん、聞こえてるー]


[いきなり何を―ああ、ヘットギアの接続か]


[うん、感度良好]


[ウィー、てか、これ、聞こえ方きもいな]


少年が顔をしかめ、仕方がないと、三秒ほどであきらめて告げる。


[はい、んじゃいってきまーす]

直し其のニ

直しが見つからない?

…うんごめん

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