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プロローグ
「…」
―拝啓、お父様、お母様へ
わたくし工藤桂介めは今現在、昼明りの入らぬ森の中で外部にる友人と共に―
「ぐぅ!…ぐぅ!…ぐぅ!」
命の危機に見舞われていますが、なんだかんだ私は元気です。
[おい、いきてっか?]
頭に響く耳鳴りのような響きの音に返答を返す。
[ああ、うん、死んではいないが]
どうでもよさげに返答を返す、まあ、死にかけてはいるのだが―
[あー、ならいいわ、【潜伏】使ってんだろ?]
まあね―と返答を返す前にmobである、赤褐色のクマを眼前に―というか目があった―とらえた。
『おおう、目が合った。』
自作のハインド用ローブを確認
Name:ローブ試作5
Lv43
Skill:隠蔽ブ―スタ―ⅴ
Durability: 78%
『うん、まあ、やれっかね。』
苦笑のようなもの―実際、もう何年か単位で笑っていないせいか、そこに自信が持てない―を漏らして思う。
『なんだってこんなことになったんだっけかね。』
書き方やら更新量が安定していないのでせめて行間を安定させる試み