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愛・そして恋のシリーズ

束縛してくるのは愛してる証拠

作者: リィズ・ブランディシュカ



 私の彼氏はちょっと口うるさい。


 私のスケジュール帳を確認しては、「この○○さんて誰?」って聞いてくるし、人と会うときは「その人ってどんな人なの?」って聞いてくる。


 それにこまめに私の携帯をのぞいては、誰々とどれだけ連絡してくるか把握したがってくる。


 ちょっとおかしいかなと思ったけど。


「君を愛してるんだ」


「変な奴に騙されないか心配なんだ」


「世界で一番、大事だからだよ」


 って言われると許しちゃう。


 彼は少し愛が強いだけ。


 私のことを本気で愛してくれるだけ。


 だから、しょうがないなって受け入れてる。


「あの、今日、どうしてもはずせないようじがあるんだけど」

「本当に? 嘘じゃない? 誰と会いに行くの? どんな用事? こっちから連絡入れたら必ず返してよね? 連絡がないと不安になるんだ」


 彼は、部屋の扉をがちゃりとあけて、微笑んだ。


 その手には、今使われたカギがある。


「いってらっしゃい、浮気なんかしたらだめだよ」


 久しぶりの部屋の外だ。


 外出許可がおりた私はほっと胸をなでおろした。



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