『黒木渚論・・・配信ライブ、死に損ないのパレード』
『黒木渚論・・・配信ライブ、死に損ないのパレード』
㈠
配信ライブ、死に損ないのパレードを、見終わってから、もう、何度も見返したが、やはり、素晴らしい内容だった。舞台装置の設定や、演奏の形式が、まるで前衛芸術の舞台の様に思え、また、黒木渚※が、音楽家ではあるが、女優の様な姿勢で居て、センスが有り、とにかく最高だった。
㈡
始まりの、演奏からの、何ら本質の消失した、メタファとしての球体が、まるで、心臓の様に、呼吸をしている。何かが始まった様で、もう終わってしまったかの如く、そのメタファが、崩れた時に、黒木渚が現れた、圧巻のひと言である。どの曲も最高だったが、心がイエスと言ったなら、は、本当に、素晴らしかった。
㈢
繰り返される音像は、女優の様な姿勢の黒木渚を、より引き立てる。間違いなく、見て置いた方が良い、と断定出来る内容だった。恐らく、いつ死んでも後悔のない様に、全力で生きているのだろう。自分も、死を意識し出した頃から、全力で生きることを、目標にしている。「狂ったように走ってゆけ」は、心に響く、言葉だった。
※黒木渚という本名で活動されているので、黒木渚と表記していますが、決して渚さんを呼び捨てにしている訳ではないことを、ご了承願います。