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家族同然のボクっ娘幼馴染との間に恋心が発生しました。  作者: 蹴神ミコト


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5/11

おや?明智さんの様子が…


 「大樹ーお昼ー」

 「おう、今出す」



 昼休みに入り隣の席のひまと俺が作った弁当を食べる。

 家族になる前からひまの弁当は俺が作っていたし、俺が学校まで運んできていた。

 …そういやもう朝から100%一緒なので家を出る前に弁当を渡してもいいかもしれない。


 今日は朝にさっと作った麻婆豆腐を入れてきた。



 「おめー本当に料理上手だよなぁ。」


 「これは麻婆豆腐の元にネギと豆腐入れて炒めるだけだから簡単だぞ。」

 「簡単でも美味しくてボクは満足だよ。いつもありがとね大樹。」


 「いいなー母ちゃん以外の手料理。」



 最近は俺ひま、織田と明智さんの4人で食べている。

 麻婆豆腐を食いたそうに見ている織田を見かねたのか



 「よ、良ければ……お、織田君のお弁当、を作って来ましょうか…?」


 「!? あ、い、いいのか?材料費もちろん出すから1回でいいからた、頼めるか?」



 よく分からないが織田の弁当を明智さんが作るらしい。

 家族以外の弁当を作るって結構めんどくさそうなので明智さんは面倒見がとても良い人なんだな。

 クラスメイトはこっちをにやにやしたり、泣きそうな顔で見たりしていた。




 ★



 放課後になった。

 今日はひまが図書館に寄りたいというので付き合う。


 「無料の参考書バイキング始めるよー。」


 「ひま、俺食あたりしそうなんだけど。」


 「大樹には後でかみ砕いてから与えるから安心して。」


 「幼児か?」



 ひま曰く、図書館の本は古いのも結構あるが数学の本とか古くても問題の無い参考書も多いらしい。

 日本史や世界史のように歴史関係は変化しやすいからやめとけって言われた。

 俺は参考書じゃなくて、参考書を読んだひまから教わるから関係ないけど。

 

 適当に選んだ参考書を纏めてテーブルに運び、中身を見て自分の求めている本を探すひま。

 俺はやる事が無いので隣に座ってスマホをいじる。


 ゴロッとひまは俺に寄りかかるようにして参考書を読む。



 「ひま?横からガッツリ体重かけられるとさすがに辛いんだけど」


 「じゃあどうやって寄りかかればいいのさ?」


 「…背中合わせ?」



 椅子を近づけお互いに背を向けて合わせる。

 これなら俺も寄りかかれるしひまも思いっきり寄りかかれる。



 「今日の晩御飯は俺が作る日だけど何が食べたい?」


 「じゃあ生姜焼き。」



 俺の為にもなることを頑張ってくれているし今日は手間を増やして作ろうかな。

 時々、後ろからグリグリとすり寄られつつ時間はあっと言う間に流れていった。







 「どうして大樹はボクのお弁当を作ってくれるの?」



 夜、布団の中で隣のひまがそんな話をしてきた。



 「お弁当が始まった高校に入ってからずーっと大樹がお弁当を作ってくれているでしょ?どうして?」



 「うーん…家事のトレード?勉強で助けられているからじゃあ俺弁当ねってくらいの感じ?」


 「いつも美味しいご飯をありがとうね。」

 「いつも分かりやすい勉強をありがとうな。」



 お互いに軽く微笑んでお礼を言いあう。

 ひまは話を続ける。



 「うーん…じゃあ明智さんも織田君に何か助けられているのかな?」



 最近の明智さんは俺達と話すことは多いがクラス内でも少しずつ喋る相手が増えてきている。

 でも最初は織田につられて俺達と話すようになったんだし、そういう部分で織田に恩義を感じているのかも?



 「なるほどね。仲良しが増えたお礼なのかも。」


 「明智さんが色々な人と仲良くなれるといいな。」


 「そうだねー。」



 明智さんはどんなお弁当作るのかな?なんて話をしているうちにひまが深夜にから揚げを食べたいとか言い出したので冷蔵庫に行かないように取り押さえながら寝た。

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