Eパート
ズバアアアァァァァァッッ
空に光の剣が浮かび上がった、その時。
「!!?ダイソン!?」
突如として現れた巨大な力を感じぬほど、愚鈍ではない。シットリはそれが仲間であるダイソンに向けられたモノであると、すぐに理解した。
「!」
それはキッスも同じである。瞬間にシットリとの戦闘を止めて、島から逃げるように東京湾の方へ跳んだのであった。
落ちてしまったら、イスケがサビだらけにされそうだ。
「ルルーーーー!!」
バシィッ
「間に合って良かったー!」
「よくダイソンを相手に粘った。さすが、ルルだ」
東京湾へ落ちる前にハートンサイクルがキッスを空中でキャッチ。そして、シットリから離れる。逃げ出すキッスに粘液を飛ばしたが、もう遅かった。
「ちっ!」
だが、今はキッスが相手じゃない。奴も今、自分の身の危険を感じてこの島から無理矢理離脱したのだ。
怒りはない。だが、敵として来るなら。仲間をぶっ殺した事も含めて、
「許さねぇぞ!!セーシッ!!」
事情や方法など知らん。
今の怒りを抑え込むにはぶち殺すしかないと、冷静な判断が出ていた。そして、相手側も隠れるなどという事はしていない。エクセレントチェリーはナチュラルズーンを瞬殺してすぐに、シットリの元へ駆けつけていた。
「あひいぃっ」
『お前と剣を交えるのは、初めてだな。楽しませろよっ!ヒイロの強敵!』
ナチュラルズーンがこちらに近づいてから妖人化したのは、このままシットリと連戦ができるようにするためだ。
そして、ルミルミの時とは違い。この島ごと破壊するという作戦は、エクセレントチェリーの戦い方にとっては好都合過ぎるものだ。最初から全力で行く。
「落雷刃」
目の前で跳んだかと思えば、上から瞬間的に斬られるという高速の剣術。本来、シットリの身体が粘液を纏っていればくっつき鈍らせるが、エクセレントチェリーが速過ぎる。
ドゴオオオォォッッ
「ぐうっ」
粘液もつかず、容易く自分の体を切り落とされる。この攻撃が自分に向いているという恐怖は、シットリにはなかった。追えずとも反撃に出る。
手で掴みにかかるが、逆に斬られて逃げられ、
「液状斬」
自分の粘液そのものまで斬ってしまう剣技を喰らう。
身体の止血もするこの粘液が突破されている。
瞬く間の連続攻撃かつ、致命的な一撃に。
「おおおおおおぉぉぉぉぉっっ」
猛る。喚く。それは命に縋るよう、自分を奮い立たせるシットリの叫びであった。それでもエクセレントチェリーは怯まない。残り時間は3分半ほどしかない。この時間内でシットリを仕留める必要がある。
「災害演舞刃」
竜巻、大雨、雷の3つの災害クラスの攻撃を剣技と共にシットリの身体に叩き込む。ルミルミも使用する剣技をシットリに浴びせてみせる。
数々の攻撃がどれも素早く、必殺の威力。ダイソンがあっさりと落ちたほどでの威力を何発を喰らっても、
「俺が死ぬわけねぇぇっ!!負けるわけねぇんだよ!!」
血を吐きながら、文句を言いながら
「ヒイロの剣でもなく、ルミルミ様の剣でもない、……お前なんかに俺は斬られねぇっ!!」
立場的にセーシは、ヒイロとルミルミの先輩でもあり師匠に当たる。それを知っていても認める気がないシットリが、倒れるわけにはいかなかった。立ち上がらなければならない理由であった。
たったそれだけの事だが。
「認めねぇっ!!貴様の腕が上だなんて!」
『口喧嘩はどーでもいい。どっちが立ってるかで決めようぜ!』
とんでもないパワーに、とんでもないスピード。粘液で捕えることがまさに優先だと、怒りながらも冷静さを出すシットリ。
大地震を引き起こす構えをとるため、上体を起こす。その間に攻撃をもらっても、怯まずに体勢を整え。
「ブッ潰れろ!!」
ドゴオオオォォォォッ
巨大な揺れで島を揺らし、自らの身体からは噴火のように粘液を撒き散らす。上と下からの同時攻撃に対応するのは難しく、それに加えてこの状態からシットリも動いてくる。
エクセレントチェリーはそのコンボがやってくると分かれば、
ドンッ
剣となっているセーシを地面に突き刺し、
「天剣」
シットリが溜めを作ってまで引き起こす大地震を相殺する震動を発生させ、揺れを抑え込んでしまう。さらにそこから、海水を引き込んで巨大な噴水のように地下から空中まで勢いよく噴射させる。上から降ってくる粘液攻撃を防ぎ、津波までも生み出し、シットリの進撃も止める。
「っ………」
シットリの怯みはホントに一瞬。エクセレントチェリーの姿を見失ったが、よもや自分の目の前にまでもう来ていたのかと、驚くくらい。
剣から数々の災害を押し寄せ、そのどれもが自分に向けられている。
「大災演武刃」
竜巻と剣の乱舞がシットリをふっ飛ばしつつ、切り刻んだ。
ルミルミですらKOした、エクセレントチェリーの奥義の1つが炸裂したのだった。
◇ ◇
ブウウウゥゥゥッ
激しい戦闘により荒波が生まれていた。
小型舟が2隻、この人工島に向かってきていた。
「おーーーーい!!」
「運んで来たよー!」
シークレットトークの2名である。北野川のいる場所に船を回した。
「ありがとう。お疲れ」
「みんなは?」
「……マジカニートゥと古野と、豚があと少しで来るはず。とにかく、来たら避難ね」
ぶっちゃけ、置いてっても良いかなとか。そーいう気持ちもあるが、しゃあないと割り切っている。
この島が崩れるわ、巨大な波がやってきてもおかしくないわで。脱出は急ぎたい。
「北野川!!」
呼びかけと共に隕石でも落ちてきたかのように、キッスが空からこの場に降りてきた。ルルもまたゆっくりと着地の態勢に。
「危ないでしょーが」
「とにかく、みんなで脱出をする……だが、古野と録路の2人を先に出せ。任せるぞ」
「……うっざい役をやらせるのね」
「ここはお前の役目だ」
キッスが全員でこの島から脱出を試みようとするため、古野と録路、北野川の3名を優先したのは次の展開からして戦闘に関わるのが難しいとの判断からだ。
「気絶する野花を助けないと、粉雪に顔向けできん。ギリギリのタイミングで私とルルがシットリと戦う。表原ちゃんに野花を回収させる」
一方的な戦闘こそしているが、シットリの底力を甘く見ていないキッスだ。
それにこの島を沈める想定ではあるが、妖人化を解除したら野花が一時的に動けなくなるため、彼女が沈没に巻き込まれてしまう。
彼女を回収する役目が必要であるのは間違いない。
北野川が古野達を安全な場所まで運び。そこからまたここに来てもらい、表原と野花を回収してもらう。
「あんたとルルちゃんは脱出できるの?」
「大丈夫だ」
「なんとかします!」
根拠はない。
「カミィ。悪いんだけど、古野さん達が来たら、乗せてあげてね」
「はいにゃ」
「あたしは表原と野花をここで待ってあげる。ここにあんまりいると、巻き込まれそうで怖いんだけどさ」
ゴゴゴゴゴゴゴ
エクセレントチェリーの本当の実力が、やはり桁外れだと感じ取る北野川。これを間近で知ると煽るに煽れない。そして、ルルもこんな力があったなんて本当に信じられないという表情。
シットリの攻撃よりも、エクセレントチェリーの攻撃で島が揺れては崩壊に近づいている。
ダダダダダダダダ
「早く逃げたーーーーい!!」
「待ってくださいよ、私はそんなに早く走れませんから」
「いやいやー無理無理!」
自分よりも倍以上に重い録路を担ぎ、治療を行なっている古野を置いてけぼりにし、この集合地に向かっているマジカニートゥの声。
「だーーーーっ!重いんですけど、この人!菓子食いすぎだし、もう少し身体絞って匂いに気を使え、コラァァッ!!」
幾度も命を救ってくれた恩人相手にこんな言葉を吐き捨て、船の近くに録路を投げ飛ばしてしまうマジカニートゥ。まだ意識を失っているが、録路の命はなんとかある模様。
「しぶとい奴ね」
地面に倒れる録路を見て、北野川は舌打ちをして彼から眼をそらした。それがやってやれる事なんだろうって、彼女の答えかもしれない。
今度も何もないだろう。
「よくやってくれた、マジカニートゥ」
「でも、そーいう発言は良くないですよ!」
「だーーー!飛行能力がズルイよ、ルルちゃん!!早く!早く出ましょうよ、この島から!!あたし、もう厳しいです!」
古野がまだ来てない。それでももう待てないとした、マジカニートゥの表情。ボロクソ言って、録路を救出したが。
「録路さんが一方的にやられる相手をボコボコにしてる仲間がいるんですよ!!島が急速に沈みます!」
もう島が持たないというのが分かるくらいの、あわあわした表情だ。ヒイロの格好をして、そんな事をしてるのだから。威厳がないし、シットリからすれば苛立ち。キッス達から見れば、落ち込ませるような気持ちにさせる。
「落ち着くんだ、マジカニートゥ。古野さんが来るまでに次の手を伝える」
「ああああぁぁっ、レゼンの言う通り!?ええぇっ……逃げ出せないとか……」
「泣くなよ。確認お願いします」
泣き出すマジカニートゥと、謝るレゼン。
彼女からしたらやっぱりそうだったという作戦を聞き、逃げ出す気持ちとやらなきゃいけない気持ちがぶつかりつつも、
「本気出すしかないじゃん……」
曖昧なものではあるが、自分に一生懸命という事を求められている実感をしていた。
◇ ◇
宙にぶっ飛んだシットリ。巨体のその身体が竜巻に巻き込まれ、切り刻まれつつ昇る。しかし、彼の目はまるで死んではいなかった。
そして、奥義の1つを繰り出しぶつけても、油断も慢心もなくエクセレントチェリーは冷静に追撃をする。
「まだまだ」
地震と津波を巻き込めなかった分、まだ浅いか。だが、奥義はそれ1つにあらず。
ドスウウウゥゥゥッッ
伸縮速度がハンパなく。気付いた時には身体を剣で貫かれているという、セーシの剣。速度とその射程もそうだが、縮む際のパワーが凄い。通常の剣の間合いから外れていたにも関わらず、シットリを無理矢理に引き込める。
「ぐふうぅっ」
「!!」
想定できる敵ならば、縮めた剣を抜き。そこから斬。だが、シットリは外皮だけでなく。体内でも粘液を生産し、剣を抜く行動に負荷をかけた。剣に刺されてもなお、シットリは反撃に出た。
地震を引き起こすのにはタイムラグがある。なによりこの素早さをどうにかしなければならず。そのチャンスが来たということ。
バヂイイィッッ
エクセレントチェリーに粘液をつけた。その時、エクセレントチェリーはあろう事か両手から剣を離し、腰に付けていた2つの小太刀に切り替えた。
「二刀・波」
派手な災害と共に剣技を繰り出す大剣とは異なり、身体の動きと連動し、自然を生み出し切り裂いていく小太刀の二刀。粘液にかかってしまうも、その動きの衰えを感じさせず、切り裂きつつ、シットリの身体を通過するように攻撃していた。
「ぐふうぅっ!?」
『小太刀まで使わせるとはな!』
シットリの身体を斬りつつも、そう何度もこの体に通じるような強度ではない。緊急用や相手を捕縛するなどといった行為に、両の小太刀はある。
ダメージの深さは今まででもっとも浅く、防戦一方でいたシットリの本当の意味での攻撃が始まった。斬られた箇所からより液状にさせた粘液を出し、エクセレントチェリーを跳ばせる判断に誘い込む。
正しい判断は後の結果だけでしかないが、エクセレントチェリーは宙に跳びつつ、シットリの身体に刺したままの大剣を引き抜こうとした。その引き抜く力を利用し、押し上げる。
ドブウウゥゥッ
血を粘液で固め、傷口から噴射する。大剣を掴んだエクセレントチェリーは自分の予想よりも高く、長く、宙にいた。身体がついていかなかったスピードに、粘液と空中という状況まで作ってようやくの同速。
ダメージをモノともしない動き、シットリの粘液に満ちた手が宙にいるエクセレントチェリーを
ドゴオオォォッ
「捕えたぜぇっ!!」
地面に叩きつけず、自らの身体にくっつけ。動きを完全に止め、高笑う。
『いや、まだ足りてねぇ』
「!!」
伸びきったシットリの腕。これ以上進まないという停止が、この相手にとっては隙と思わせるのだろうか。
剣がいつ、自分の腕を切断したのか分からないほどだ。
脱出されるという事。それこそが死と敗北に繋がり、これまでのダメージなど気にも留めない。判断の早さは覚悟の早さ。斬られちまうなら、繋げておくよ。
「ふううぅぅっ」
『!』
怯みすらなく、我慢比べに持ち込む意志。シットリは計算なんて1つもしていない素振りであったが、時間制限があるエクセレントチェリーにとっては厄介な選択をとられた。
自分の体にはまだ粘液が纏わりついており、これをかけられたままでの斬り合いと殴り合い
バシイィィッ
シットリの身体からわずか80cmほど離れたくらいの距離。
エクセレントチェリーが迫り来るシットリの腕や尻尾を剣で捌けば、シットリも斬られたところをすぐに粘液で接続。
超至近距離での攻防は回転数の差が決める。
ドバアアァァッ
「ぐふうぅっ」
エクセレントチェリーの方がやはり速い。シットリは喰らいついているが、それよりも迅く攻撃を繰り出し、ペースを握っている。時間に限りがあるという縛りがその速さに繋がっているんだろう。粘液で接続される前にさらに攻撃を重ねて、いつしかシットリに防御だけに留まらせるほどの速度で攻撃をしていく。
その間。
エクセレントチェリー……セーシほどの強さを持つ故に感じ取ったことは、
『強ぇな』
死線を乗り越える度に強くなっていくタイプ。実践こそが最大の経験値と言える姿。シットリはこの戦いの最中で成長している。
だからこそ、ここで倒せないといけない。
こいつがこの窮地から乗り越えた時の強さは想像できねぇ。いや、乗り越えるとかじゃなく。時間を与えすぎると、だな。
ドゴオオォォォッ
「うがあああぁぁぁっ!!」
エクセレントチェリーの剣がシットリの身体を貫き、シットリは悲鳴をあげた。
「液状斬」
体内でこの剣を押さえ込もうとする粘液だろうと、それすらも切り払い。一時的ながら、シットリの身体半分を切り裂いた。
肉体的なダメージは限界を超えた。それでも落ちない闘志。心を折るにはこの剣では難しい。
『ヒイロやサザンでもない、そしてルミルミでもねぇ。だが、お前はよくやった』
「!!」
『奴等が、俺の強さを超える事はねぇからだ』
比較対象をあげてからの労い。ここからさらに続ける理由などないはずだ。
真正面での戦闘でここまでの戦いを賞賛されるべきことは、間違いなく名誉である。身体が心に訴えるのは安らぎであろう。
「ふーっ、ふーっ」
『お前はとっくに限界を超えている』
心を砕かないと永遠に戦い続ける気だ。
エクセレントチェリーの剣では、これ以上の攻撃はなんであろうと大した事はないんだろう。シットリからすればだ。
その限界を超えている体に向けられる剣に、言葉と違った躊躇が一切無かった。
ドバアアァァァッッ
頭を斬られ、
バヂイイィィッ
手足を刺され、尻尾を刻まれ。
肉片になろうとも心は揺るがない。セーシが言葉に賭けたのは正しい。
読み間違えたというには実力がそもそも違っていた事であろう。死線を幾度も乗り越えたシットリは、熱くも冷静であった。
ドゴオオオォォォッ
「ぐおおぉっっ」
こ、これがルミルミ様とヒイロの師。"妖精の国史上最大の戦闘狂"、セーシの実力か。……強い。こんな理不尽な強さは、今まで味わった事がない。
ヒイロの剣を軽く超えている。そこは認めよう。だが、この剣に屈する事は俺の敗北じゃない。ヒイロとルミルミ様の敗北。それを認めてはいけない。絶対にっ。
「ふううぅっ」
セーシが言葉で揺さぶったのは、この私を時間内に仕留められないからだ。
時間はもう長くはない。
奴は私に勝てない。
その次を読め。簡単な事だろう。あとはタイミングだけ。奴等もそれは難しいはずだ。
「ぐうぅっ」
エクセレントチェリーの猛攻をひたすらに受け続けるだけのシットリ。数秒で死ぬであろう攻撃を何十倍も経験し、その中で冷静な思考と耐えうる体と精神力。死地の中での成長は極めて早く、言葉でも揺るがず。むしろ、チャンスと捉えるその執念。狂ってる嫉妬が何よりの誤算であり、誰にも理解できない領域だろう。
『シットリ!!もうくたばれ!!』
「!!」
1度見た技を再び使う。エクセレントチェリーが最後の時間に選んだのは、自らの奥義の1つ。
「天剣・大災演武刃」
地震、津波、竜巻。そして、それらの災害を斬り伏せる剣技の舞。
繰り出すまでもなく、瀕死に近いシットリからすれば死体蹴りとしか思えない全力攻撃。少し軽減していたとはいえ、その威力は判る。
「ふ」
だが、シットリは嗤った。
今にも殺気だけで死んでしまいそうな、この場の空気からくる恐怖に嗤ったのではない。
自分が殺されるという気を感じず、隙を作る嘘と見て。
ガヂイィィッ
切り刻まれたシットリの身体から放出し続けた粘液が硬直し始めた。身体が散った状態でのこの行為は、自ら思うがまま動くため。
この奥義はない!!
「一瞬の隙!」
エクセレントチェリーへの注意は確実としたままで、自分の真後ろ。それも上からという奇襲を読みきってのカウンター。
バヂイイィィッッ
「!!」
時間が迫るエクセレントチェリーと入れ替わるため、奇襲をしかけたキッス。シットリの背後からの蹴りを、シットリは粘液で捉えた。
「読み違えれば、死だ!!」
シットリはキッスを身体にくっつけると共に自分の体に溜めを作り
ドゴオオオオオオォォォッッ
自分もろとも震動を与え、キッスの身体にぶち込む地震攻撃をお見舞いした。
次回予告:
表原:ちょっとーーー!!シットリ強すぎじゃないですか!?こいつ、ホントに死んでください!
野花:私が言うのもなんだけど、セーシの全力攻撃をここまで受けても、倒れない奴がいるなんて信じらんない。
録路:実力があるというより、しぶとさの方が厄介だな。それ含めて実力だが。
表原:ホントにこの妖精、次回までにカタがつくんですか!?反撃してるんですけど!
ルル:お姉ちゃん、奇襲見破られてるけど、大丈夫なの!?
キッス:心配するな……いやしかし、心配してくれるルルはいいなぁ。
古野:そーいう余裕があるならキッス様は治療しなくても大丈夫そうですね……。
粉雪:……作者によると、シットリ戦だけはレイドバトルにするしかないほどだし。
北野川:この作品内ではもう、シットリより強い奴は現れないらしいわね。戦闘は状況などによっても左右するけれど。
ヒイロ:…………おそらく、1対1のルールで作中キャラの総当たり戦をすれば、一番勝つのはシットリだな(負けないとは言ってない)。俺も白岩がいなきゃ、勝てない。
白岩:もーーぅ!次回予告いきまーす!!表原ちゃんとルルちゃん!
表原+ルル:『ついに決着!シットリの執念を断ち切れ!!』




