王城 侵入
おっそーい!
いろいろ手直しとかしたりイベントしたり忙しいので仕方ないね()
過去話の手直ししつつなるべくペース戻していきます。
全部終わった段階で変更点活動報告にあげるよ!
「な、なんだ!?」
「上の方だ!」
王城の上部から聞こえたガラスが割れる音に下で警備していた兵士たちが慌てふためき、急いで何が起きたかを確認するために最低限の警備を残して城の内部へと戻って行く。
「ったた……」
「こ、ここは……」
一方テトラたちは割れた窓ガラスの破片が散らばる床の上で転がっていた。
二メートル近くある高そうな窓は大きく壊れ、彼女たちの服はぼろぼろだ。
「この部屋は……」
そして入った部屋はどうやらお偉いさんの居室だ。
高そうな調度品が並んでいて金色と赤色が眩しい。
しかし緊急事態とはいえ何の考えもなしにこの部屋へと飛び込んだわけではなかった。
この部屋のあたりからクトリカで放ったはずのスライムの反応が微かにしたからだ。
王都に入ってから気のせいかと思って無視してはいたがここまで近づいて確信した。
これは確実に自分のスライムのものであると。
「……あっ」
その気配の元を探すと天涯付きのベッドの上に長いブロンドヘアーをふわりと広げた薄いドレス姿の女の子が一人、小さなスライムを膝にのせて腰掛けていた。
王都に入ってから感じていた気配はそのスライムだろう。
少女は度胸が座っているのか鈍いのか急な来訪者にも騒ぐことなくただ突然の事に驚いて目を見開いている。
「随分と大きな鳥さんね」
彼女はテトラたちを見てそう言う。
それはまだテトラとミューは鳥になったままだったからだ。
だがその変化ももう時間切れ。
「あら、あらあら?」
みるみるうちに人間の姿へと戻って行くテトラたちを見てさらに目を丸くする。
「あのー……どなた?」
鳥になったことで中途半端に着崩れた服を直すテトラたちに彼女は尋ねる。
「……ただの通りすがりの鳥です」
「だいぶ無理あるっす」
「……実は密偵です」
「もうばれてるっすよ?」
「あーもううっさいなぁ! お前は敵なのか味方なのか!」
「ふふふっ。貴方たち面白いわね」
テトラとミューの掛け合いを聞いていた少女はころころと笑った。
テトラたちはその無垢な姿を見て少なくとも彼女は敵にはならないと思う。
そしてこの少女に正体がばれたところで何の障害にもならないだろうと感じた。
「密偵の鳥さんは何をしに此処へ来たの?」
「ちょっと頼まれて国家転覆の手伝いです」
だからつい此方の情報を漏らしてしまう。
行ってしまった後でまずかったかと思うが出た言葉は戻らない。
だが目の前の少女から発せられた言葉は王家を侮辱したものに対する罵倒でも助けを呼ぶ声でもなかった。
「あら、奇遇ね。私もこの国を滅ぼすつもりなのだけれど」
「……はい?」
テトラはそんな王城に住むような人間が発するとは思えない過激な発言に思わず自分の耳を疑った。
手直しがもう少し……もう少しなんだ!




