露見
ぬわぁぁぁぁん! つかれたもぉぉぉぉん!
一気に投稿したなぁ。
コンコン
「ん……」
ドアが叩かれる音でテトラは目を覚ました。
応対するため体を起こそうとするがずっしりと重い。
背中を見ると眠りこけているミューの腕がテトラに覆いかぶさっていた。
「……セイッ」
「あだぁっ!?」
テトラはミューの額をデコピンで弾いて引きはがす。
コンコン
そうこうしている間にもドアは叩かれる。
「今行きます」
寝ぼけ眼を擦りながら服を引っ張り寝癖を押さえ、なんとか体裁を整えるとドアを開けた。
「失礼、少々尋ねたいことがあるのだが」
「うわぁ」
「うわぁとはなんだうわぁとは」
そこにいたのは昨夜出会った顔を包帯でぐるぐる巻きにした危ない女の人であった。
「君たちは昨夜魔獣を見なかったか?」
「いや、知りません。帰ってください」
「……っ! まぁ、待て……話しはそれだけじゃあないんだ」
女性はテトラが閉めようとしたドアの間に足を挟み込み、無理やりこじ開けながら続ける。
「ほんとのこと言うと昨夜のは君たちだってわかってるんだ。その上で尋ねたい」
「知りませんったら知りません。お帰り願います」
「あだだっ! 足が! 足がつぶれる!」
「足を抜けばよいことです」
「そう言うわけにもいかないんだ! 私にも任務と言うのもが! あぁぁぁぁぁ!」
ついにテトラの圧殺攻撃に耐えかねた女性は足を引き抜いた。
閉じられた扉越しに人が地面を転がる音が聞こえてくる。
「ミュー、出ますよ」
「もう少し~……」
「……セイッ」
「あだぁっ!?」
テトラはミューにもう一度強烈なデコピンを喰らわせると荷物をまとめて窓から逃げるようにして宿屋を出て行った。
2階から音もなく飛び降りた彼女たちに朝のお散歩中だった老人が驚くがかまってなどいられない。
どうしてばれたのかはわからないがここでつかまるわけにはいかないのだ。
知らない街の中を縫うようにテトラたちは走った。
だが敵の方が一枚上手であったと思い知らされる。
「なぜ逃げる?」
「……!?」
細い路地を角を曲がった先の広間に先ほどの女性が立っていたのだ。
「ご主人!」
ミューが率先して前に出るがこの者から逃げられる気がしなかった。
なのでミューを手で制して交渉のテーブルに着く。
「逃げるということはやはり貴様たちは敵なのか?」
「だから知りませんって」
「私のこの顔を見てもまだ言い訳を続けるか?」
「なっ……!?」
あくまで白を切るテトラに女性は顔の包帯を取ってみせる。
露わになったその包帯の下には狼と人間を足して2で割ったかのような精悍だが犬系特有の可愛らしさとの調和がとれた顔が隠れていた。
「この顔を忘れたとは言わせんぞ」
彼女は人間と魔獣の混血。
獣人だった。
ばれる……バエル……ガンダムバエル
予言通りちゃんと出ました。




