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一から造るスライム牧場  作者: 白井アレ
第3章 商業都市クトリカ
32/72

神秘の土地

レビュー書いてもらってすごい伸びてて戦々恐々。

これはランキング乗ったな(確信)

ランキングのために書いてるわけじゃあないけど乗るとそりゃあ嬉しいですよ。

書く速度も上がりますよ。

えぇ。


 「あっ、アレ王都っすか! 大きいっすねぇ~」


 王都を視認したミューが身を乗り出す。


 「そうだね……すごい……」


 前世でも城なんて和式の城かテレビでしか見た事がなかったテトラは肉眼でこのような大きな城を見てミューと同じように感動していた。

 なにも城を見たいがために王都へと向かったわけではない。

 勘ではあるが何となく引かれるものがあったのだ。

 分かれ道で特に理由もなく右と答えるようなそんな予感に従って向かっていた。

 しかしその草原の真ん中にそびえたつ王城とその下に広がる街の美しい光景をじっくりと観賞する間もなく一つの問題が発生した。


 「ニャー……」

 「あれ? どうしたのbobさん?」


 bobさんが急に速度を落としたのだ。

 そしてそのままへたり込んでしまう。

 一日放置していたせいでエネルギー切れなのだろうかと思うがこれだけ大量のエネルギー源となる魔獣の死骸の上に存在しているbobさんがそう簡単にエネルギー切れになるはずがなかった。


 「なんかね、くうきちゅうのまりょくがすくないの」


 その疑問に答えたのはスゥだった。


 「空気中の魔力が少ない?」


 大気中には一定量の魔力が常に存在している。

 人はその大気中の魔力を自身の内部で生成した魔力と反応させて魔法を発現させるので必要だ。

 魔獣にとってその魔力はさらに重要であった。

 彼らは人や普通の生き物とは違い魔力を生成する事が出来ない。

 なので常に肺や皮膚から魔力を取り入れ続けている。

 だから大きい魔獣ほど魔力量が多く強いといった具合であった。

 彼らが普通の獣と区別されて魔獣と呼ばれている所以だ。


 「なんでだろ……」


 よく考えれば王都はだだっ広い平原の上に建っているのにその周辺にはスライムの一匹すら見つけられなかった。

 普通の都市ならば考えられない異常な状況だ。


 「だ、大丈夫なんすか?」

 「……取り敢えずちょっと戻ろう」


 何が起きているかはわからないがこのまま苦しがっているbobさんを放っておくわけにもいかないので今来た道を引き返すようbobさんに指示して少し戻るとそれだけで彼はまたしっかりした足取りで歩き始めた。


 「やっぱり王都に近づくと魔力が薄くなってるのか……」


 理由こそわからないものの原因は王都にあると突き止めたテトラはその場でbobさんから降りる。

 そしてその背に積んでいた荷物からお金や日用品など必要な物だけを取り出すとここまで足となってくれた労をねぎらうかのように優しい手つきで撫でた。


 「bobさんは見つからないよう森の中にでも待機しておいて」

 「ニャー」

 「すぅもやどぬしのなかにいるねー……ちょいきつい」

 「まぁ王都なら治安もいいだろうし出番もなさそうだね……分かった。ゆっくり休んでて」

 「ふっかつしたのになんかふくざつー……」


 常に魔力を作り続けている人の体の中にいれば例え大気中の魔力が薄くても問題はないだろう。

 スゥもテトラの中に避難したところでテトラは荷物を背負い直した。


 「さて、歩くか」


 テトラは此処から王都まで歩いて行くつもりであった。

 その距離は王都がこぶし大に見えるほどなのでまだかなりあるように思える。


 「えぇー……歩くんすか?」


 それに異を唱えたのはミューだ。

 よほど居心地が良かったのかまだbobさんの背中でだれている。


 「仕方ないでしょ。bobさんがダメみたいなんだから……っていうかなんで私が荷物持ってるんだ……ほら、荷物持ち!」

 「うえぇ……分かりましたよぉ……」


 さすがに立場と言うものをわきまえているのかミューはテトラから受け取った荷物を背負うと並んでだるそうに歩き始めた。

 向かう先は王都。

 魔物を寄せ付けない神秘の土地へ向けて。



後、意外と後書きとか読まれてることを知った。

簡単なお知らせとかそんなコーナーだとおもったけどみんな読むんだね。

下手なこと書けないな……。

ところでケモッ娘って可愛いですよね(ちょっと未来の予告)

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