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プロローグ

始まりです。拙いですがどうぞ温かい目でご覧ください

「まどか、朝よ早く起きなさい。」

母の声に、九条まどかは目を開けた。

枕元の時計を見てみると、7時30分だった。まだ少し寝ぼけながらもまどかはベットから起き上がった。

「おはよう、お母さん。」

「おはよう、あなたも今日から高校生なんだから少しは自分で起きられるようにしなさいね。」

母は、少し呆れながらそんなことを言ってきた。

「わかってるよ〜、でも、朝は眠いんだよ〜。」

まどかは、眠い目をこすりながら言った。

「まあ、いいわ。ほら今日は入学式なんだから早く顔を洗って制服に着替えてらっしゃい。」

「は〜い。」

まどかは、返事をしつつ自分の部屋に戻り新しい制服に袖を通した。

そうなのだ、今日からまどかは高校生。新しい学校、新しい人との出会いにドキドキしていた。

それに、新しい学校にはあの人がいる。まどかは、「ふふっ」と笑って用意をした。

「そういえば、今日は真波ちゃんと一緒に行くんでしょ?」

母が、自分の用意をしながら聞いてきた。

「そうだよ、待ち合わせしてそこから一緒に学校まで行くの。」

まどかは、先に朝食を食べながら答えた。

「ごちそうさま。じゃあお母さん、私先に行くね。」

カバンを持ってまどかは言った。

「いってらっしゃい。お母さんも後から入学式行くからね。」


真波との待ち合わせは、通学路の途中にある交差点だ。

まどかは、スマホで時間を確認しつつこれから始まる学校生活に胸を馳せた。

待ち合わせの場所には、先に真波が来ていた。

「おはよう、真波! 待った?」

まどかは、挨拶をしながら聞いた。

「おはよう、まどか。私も今来たところだから。」

そう答えたのは、私の小学校からの親友である小林 真波だ。

テニス部でありながら勉強もしっかりできて、その上可愛いので私の憧れでもあるのだ。

じゃあ、私は何ができるのかって? うーん.....何ができるって聞かれると特にこれといったものはない。

勉強も運動もそれなりにできるいわゆる普通というやつだ。あっ、でも一個だけ得意なことがある。

趣味というか特技というか、小さい頃から家の手伝いをしてきたからお料理なら得意な方だ。

「今日から、私たちも高校生だね。期待と不安が半分ずつって感じだけど、まどかはどう?」

「私はどっちかって言うと期待の方が大きいかな。」

「ふふっ、まどかはそうだよね〜。だってあの人がいるからね。」

真波がからかうような声で言ってくる。

「だから、そんなんじゃないってば〜。確かにあの人に会うことができるかもしれないって思うけどそれだけじゃないよ。そもそも、そういうことじゃなくて、ただお礼が言いたいだけだって何度も言ってるのに。」

私は、少し膨れながら言った。

「わかってるって、もうそんなに膨れないで、機嫌なおして。ね。」

彼女は、私の頬をつつきながら言う。

さてここで、私たちの会話に出てくる「あの人」について。

私が、「あの人」と言うのは私たちが今日から通う春美ヶ丘高校の一つ上の先輩になる”工藤 拓真”と言う人だ。私がお礼を言いたいと言ったのは、二週間前の入学説明会の日に校内で迷子になった私を助けてくれたからだ。

あの日は、初めての校舎に戸惑っていた私に「どうしたの?」と声をかけてくれた上に説明会の会場である教室まで案内してくれたのだ。あの時はお礼を言う前に彼は急いで行ってしまったのでお礼を言えずに終わってしまった。だから、本格的に学校が始まってから必ずお礼を言いに行こうと思っていたのだ。


初めて、小説を書きました。

初の投稿なので、少し不安がありますが、頑張って行こうと思います。

忙しいので、続きを出すのが遅くなることもありますがなるべく期間を空けずに書いて行こうと思っています

「あなたのそばで」どうぞよろしくお願いします。

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