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ヒトシラズ

作者: 羊未

生きてくことが難しくて

何度も投げ出す

まぁいいか

それも仕方ない

便利な呪文で僕を騙し続ける


慣れたつもりの非日常

つもりの人形

知ったかぶり

すぐにバレて

一人になった


笑ってさ

笑われてさ

行く

誰も


狂ってさ

狂わされてさ

知る

君も



一日一秒の長さを

感じる暇もない

あれ? 今僕は

何をしてたんだろう

何も残ってない


頭痛の理由を探しても

痛みは増すばかり

言葉が突き刺さる

心が滲んで

空っぽになった


信じてさ

裏切られてさ

泣く

今日も


始まってさ

終わらせてさ

見る

空を


そのままで良かったんだ

でもそのままじゃダメだったんだ

どうにかしたかったんだ

でもどうにもならなかった


息してさ

叫んでさ

生きる

僕も


勝ち取るさ

掴んでやるさ

それを

君と





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― 新着の感想 ―
[一言]  はじめまして、葵枝燕と申します。  「ヒトシラズ」、読ませていただきました。  「生きてくこと」は、確かに難しくて、難しいからこそ投げ出したくなって、でも誰もがそれを模索しながら生きている…
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