第十五話「悪に手を染めし科学者」・3
「な……にッ!?」
爪牙や他のメンバーは驚愕の表情を浮かべた。無理もない、過去の人間に干渉することは不可能……ありえない事だと。だとすると、今目の前で起こっている奇怪な現象は何なのだろうか。
全てが謎に包まれる。
「ほう。フィーレよ、仲間をあらかじめ伏せていたのか?」
「ち、……ちが、う! ……私、は……こんなの、知らないっ!!」
オドゥルヴィア博士の太い腕を両手で掴み、必死に声を振り絞るフィーレ。
「となると……貴様らは一体何者だ?」
「俺は十二属性戦士だッ!!」
――はぁ~。言っちゃった……。
楓は嘆息し、額に手を当てやれやれと言った顔をする。
「……じゅうにぞくせいせんし? ……うっ! 何だ? 頭に何かが流れ込んでッ!!?」
「!? な、何だ?」
爪牙は、突然オドゥルヴィア博士が頭を押さえて苦しみ始めるのを見て、慌てて二、三歩後ずさった。あまりにもの痛みに、フィーレの首を掴んでいる手を離してしまう程の痛み。
フィーレは締め上げられて塞がっていた気道が開いたことで、十分な呼吸を行う事が出来た。それと同時に、激しく咳込む。
「ごほっ! ごほっ……はぁ、はぁ……な、何?」
目の前の予想外の事態に、不審感を抱くフィーレ。
「うぐぅうわあアァアぁああァああああッ!!」
激しく声を荒げるオドゥルヴィア博士。しかし、それはすぐに収まった。すると、まるで何かに体を乗っ取られたかのように喋り始めた。
「……なるほど、十二属性戦士。神王族の血を持つ者か。これで分かった、貴様らも神の力を持っているのか……。確かに、先程貴様の武器から流れ込んでくる魔力を感じて分かった。今も、うっすらとだが見えるぞ? ……しかも、周囲にも仲間がいるようだな。魔力からその人数を察するに、ひぃ、ふぅ、みぃ……十四人か」
――なっ!? そんなバカな!?
雷人は信じられないと言った顔で、内心で驚きの声を上げる。だが、驚くのも無理はない。今いる人数を当てる事や自分達の存在をうっすらと確認出来ることもそうなのだが、何よりも驚きなのが自分達が神王族であるということだった。神王族というのは古よりも昔から存在している四族に、新たに加わった神族と王族との間に産まれた者を指す。つまり、十二属性戦士は神王族の血をほんの少しばかり引き継いでいるのだ。
「何だ。何かを、我は忘れている。一体何を……確かにこの手で太陽の神の子を殺し、月の神の子を絶望に追いやったことだけは覚えている。だが、それ以外の事が思い出せん! くっ、計画変更だな……。ここにいる者達全員の不思議な力。そして、フィーレの持つ神族の力。それを合わせれば、多大な魔力が我の物になる! フッフッフ……貴様らのその力、我が貰い受けるッ!!」
そう言ってオドゥルヴィア博士は、技を出しまくって魔力が殆ど底をつき力が出ずに呼吸を乱しているフィーレの事は放っておいて、目の前にいる爪牙から手始めに攻めることにした。
「くッ!!」
「爪牙よけてっ!!」
細砂が上空から爪牙に大声で指示する。爪牙は間一髪でオドゥルヴィア博士の手腕から逃げた。
「ちッ……だが、ますます面白い! 決めたぞ? 貴様らの力……必ず我が物にしてくれる!! そうすれば、封印されしWWWに魔力を注ぐのにも、然程時間はかからぬであろうからな……」
オドゥルヴィア博士は徐々に爪牙との距離を詰めていく。クリアに見えるわけではないものの、そのうっすらと見える謎の姿を追い掛けるか魔力を探知すれば、彼ら十二属性戦士を見失うことはなかった。すると、完全にシカトを受けていたフィーレが、内に秘めていた膨大な魔力を溢れさせた。その魔力の向上の異常さに、オドゥルヴィア博士や十二属性戦士も思わずフィーレの方を向いて動きを止めてしまった。
「な……ふ、フィーレ、貴様ッ! 一体貴様のその小柄な体のどこから、そのような量の魔力が溢れ出るのだ?」
「リミッター……リミッターを自身の体にかけてたのよ! 神族である私達が、そのままの魔力量を保持したままクロノスに潜入するのは少々厳しかった。それに対し、これを使えばある程度の魔力は抑え込むことが可能。つまり、さっきまであなたと戦ってた時にあなたが感じ取っていた魔力は、リミッターをかけた状態の私の魔力。そして、これがリミッタ―解除をした時の――私の魔力っ!」
フィーレは神々しい気迫をオドゥルヴィア博士に浴びせていた。今までやられた攻撃を倍にして返すかの様な気迫。オドゥルヴィア博士は足を踏み込むものの、後ろに圧されていた。
「くっ! 所詮はただの小娘と見くびっていたということか……ッ!」
「神をバカにした罰よ!! これからあなたに、私が考えていた作戦を実行する!!」
「な、何だとッ!?」
声を上げ警戒態勢を取るオドゥルヴィア博士だったが、その前にフィーレはその作戦を実行した。
「『封印聖域』展開!!」
「封印の術式だと!?」
目を見開き、紅蓮の瞳を泳がせ動揺するオドゥルヴィア博士。
「神術! 『紋陽封印』!!」
フィーレが独特な動きを取り右手を地面に付く。すると、眩い光を出しながら手から幾つもの光の線が床中に張り巡らされ、それは対象者であるオドゥルヴィア博士を中心にして太陽の様な形を作り上げた。さらにフィーレは声を上げる。
「『鎖輝封縛』!!」
今度は地面から光り輝く鎖が出現し、その場から動けず無抵抗状態のオドゥルヴィア博士をぐるぐる巻きに縛り上げた。同時に、その輝く光がその体を襲った。どうやら汚れた心の持ち主を浄化するような効果も持ち合わせているらしい。要するに、オドゥルヴィア博士の心は汚れているということだ。当たり前だ、こんなにもたくさんの人を殺したというのにヘラヘラしているほどの相手だ。汚れてない方が逆におかしい。
「ふぅ~……」
と、瞑目して一息ついたフィーレは、太陽の様な色をした髪の毛を靡かせながら開眼し、灼熱色の双眸を覗かせた。
「くッ!?」
「鏡裏封印』!!」
フィーレはさらに複雑な型を全身の体で作り出し、今度は左手を地面に付いた。すると、床の一部が光り輝き、そこから鏡が出現した。それを見た時音があっと声を上げる。
「どうかしたの?」
雫が隣にいる時音に訊く。
「ええ。あの鏡、夢鏡城にある夢鏡に似てるなぁって……」
「そういえば、あの鏡どこかで見たことあるなと思ったら……そういうことか…。でも、どうしてあんなところに? それに、あれって白無龍を封印していたのにも使われてたよね?」
雫が時音の話を聴いて頭上に疑問符を浮かべ、さらに白無龍の時に見た封印の鏡の存在を思い出す。
「や、やめろぉぉおおおおおおおおおッ!!!」
オドゥルヴィア博士は声を上げて必死の抵抗を見せる。しかし、今更遅かった。
「無駄よ。これを発動したらもう後には引けない」
「な、何ッ!? お、おのれ……ふぃ、フィーレェェエエェエエエェェエエェッ!!!!!」
オドゥルヴィア博士は最期の言葉を口にしながらそのまま鏡面に取りこまれた。そして、そこに何重もの鎖が巻き付き、その上から幾つもの札が貼られる。そして、鏡がふわ~っと空気に透けるかのように消えた。同時に地面にあった太陽の紋も消える。
「……はぁ」
フィーレは疲れ切った様に嘆息し、その場に倒れこむのを雫が慌てて支えた。
「おっとっと……大丈夫?」
「ふぁ、え? あっ……うん。平気、大丈夫よ。それよりも、あなた達は一体何者なの? オドゥルヴィア博士はじゅうにぞくせいせんし? とか言ってたけれど……」
「ああ、その辺は気にしないでください」
今まで空中にいた楓がふっと地面に降り立って、少し怪しい物を見るような目で見ているフィーレに言う。
「そうなの……」
他のメンバーが地面にゆっくり降りるのを半眼で見ながらフィーレはふぅと二度目の溜め息をつきながら言った。
「あなた達、どうしてそんなに体が薄いの?」
フィーレが首を傾げて十二属性戦士に訊く。
「精神状態か何かで、霊体って感じ……って言って分かりますか?」
「うん、まぁ分かるのは解るけれど。それにしてもすごいね。あのオドゥルヴィア博士に立ち向かおうとするんだもん! 普通の人間なら、あまりにもの恐ろしさに逃げ惑うはずなのだけれど……」
「俺達はそういうのには慣れてるしな」
「へぇ~、それは頼もしいわね。……まるであの子達みたい」
「え?」
「あ、ううん。何でもないの、ただの独り言よ」
不思議そうな顔をする楓に、手と首を振って苦笑するフィーレ。
「……ところで、闇の神はどうしたんだ?」
「あっそうだった、忘れてた!」
咄嗟の暗夜の一言で、フィーレは完全に忘れ去られていた闇の神――ブラックの存在を思い出した。壁に寄りかかったまま、フィーレは残り少ない魔力を使い、ブラックの体の上に覆いかぶさっている障害物を取り除いた。障害物はポルターガイスト現象にでも見舞われたのかというほどフワフワと宙を浮遊し、側の何もない地面にドサッと雑に置かれた。そこには完全に重いものによってペシャンコに潰されて、見るも無惨な姿になってしまっているブラックがいた。それをフィーレは包容力溢れる暖かな太陽の魔力で包み込む様にして優しく抱え上げると、前方に投げ出した自分の足の太もも部分に、弟のすっかり冷え切った頭を乗せた。その弟のボロボロな上に多大な火傷を負った顔を見て表情を曇らせる姉のフィーレだったが、ここで場を取り乱すのも神の尊厳が失われると思ったのか、そこはグッと我慢して少しでも笑顔でいようと、穏やかな顔のままでいた。すると、全く動かないブラックを見て菫が恐る恐る訊いた。
「まさか、死んだの?」
「ううん……死んではいないよ。魔力が底をついてしまっている上に、一気に多大なダメージを負った事で気絶しているだけ。でも、気絶してる上からのこの火傷や障害物の圧迫はさぞ苦しかっただろうね。ごめんね、ブラック。不甲斐ないお姉ちゃんで……」
ブラックの死んだ様に安らかに眠っている青白い顔を見て、フィーレが弟の黒にほぼ近い藍色をした髪の毛を撫でながら言う。
「そうだ! 葬羅の治癒能力で何とかならないの?」
「う~ん……そもそも過去の人間には本来干渉できないからな」
「あっ、そっか」
雫の提案に、少し悪いなと言った顔をしながら、雷人が腕組みをして言った。
「でも、やってみるだけマシなんじゃない?」
楓の言葉に、雷人は意外と言った顔をした。雷人がそう言った顔をするのも無理はない。いつもの楓ならここで、
「雷人の言う通りよ! 過去の人間には関わっちゃダメって博士にも言われてるでしょ!」
くらいの事を言いそうなものなのに、実際の楓はその予想の裏を口にしたからだ。
「葬羅、出来る?」
「成功するかは分かりませんが、やるだけやってみます……」
葬羅は一縷の望みに応えるように一歩前に進み出た。片方の手にもう片方の手を添え、少し緊張気味に一歩一歩ブラックに近寄る。その様子を見ていたフィーレは、葬羅がほぼ見えないので少し目を細めながら見ていた。その様子はまるで目の悪い人がやる仕草の一つにも見える。
たどりついた葬羅が治療を始めると、淡い光が発光しだした。緑色の清涼を思い浮かばせる色の光がブラックの怪我を負った箇所を覆う。すると、みるみるうちに軽傷の傷が癒えていった。しかし、やはりオドゥルヴィア博士にやられた怪我は相当な物のようで、重症箇所などはなかなか治る様子が見られなかった。
「くそっ、やっぱりダメなのか!!」
照火が惜しいと言った動きをしながら舌打ちする。
「……ふふ、ありがとうみんな。皆は精一杯のことをしてくれたよ。それだけでも嬉しい。でも心配いらないわ。私の力を使えば、ブラックの意識も元に戻る」
「でも、その腕や火傷の怪我はどうするんですか?」
ブラックの痛々しい怪我の部分を、同情した様子でマジマジと見つめながら楓が言った。
「それなら大丈夫。腕には様々な武器をコンパクト収納した便利な義手をつけて、火傷を負った全身は、痛みがなるべくないように、痛み止めの作用を施した特殊な包帯でぐるぐる巻きにするから」
「でもそれだと見栄えがあまりよくないし……何よりも顔が見えないんじゃ」
「だったら、鎧を身に着けさせれば万事解決よね? 他には何か問題がある?」
「いえ……」
フィーレが静かな声で尋ねるのに対し、楓が少し俯き気味に言う。それにしても、フィーレのどんなネガティブな出来事もすぐにポジティブへと変換出来る力は凄まじいと思った。が、そのフィーレも魔力の限界が近いのか、少し掠れ気味の声を発している。
と、その時、彼ら――十二属性戦士の身に新たな異変が起きた。
ただでさえ透き通っている体なのに、さらに自分達の体が消え始めたのだ。
「もしかして、現在の時間に戻らないといけねぇんじゃねぇのか?」
爪牙が自分の身に起きていることを瞬時に理解する。
「えっ、これって時間制だったの?」
と、細砂が驚きの声を上げ、口に手を運ぶ。
「そんな、まだフィーレさんと話したいことが山ほどあったのに……」
残念そうにションボリとした表情を浮かべ、肩を落とす楓。それを見たフィーレは、柔かに微笑むと言った。
「心配しなくても、あなた達は未来から来たんでしょ?」
『――っ!?』
フィーレの言葉に、皆は驚愕を露わにした。まさか既にバレていたとは、露程も思っていなかったのである。
「いつから気付いてたんですか?」
「最初から……かな。ていうか、私は神様なんだよ? それくらいのことは解るよ♪」
飼い猫の頭を撫でる様に、弟――ブラックの頭を優しく撫でながら満面の笑みを浮かべるフィーレ。すると、さらに十二属性戦士の体が薄くなった。どうやら、ここにいれる時間は刻々と迫ってきているらしい。
「そろそろ限界だな。楓、フィーレ女王に伝えるのならば今が最後だぞ?」
雷人が自分の体の透き通り具合で、後どれくらい過去にいれるかを計算し、楓に忠告を送る。
「ええ。フィーレ女王――」
「フィーレでいいよ?」
「えっ、いやでも……」
「それに、私は女王なんかじゃないし」
フィーレは人差し指で頬をかきながら頬を赤らめて照れる。
「じゃ、じゃあせめてフィーレさん……で」
「まぁ、それでもいいかな」
少し迷ったが、別にいいかと言う感じにフィーレがOKサインを出す。
「オドゥルヴィア博士は封印されただけで、死んではいないんですよね?」
「うん。彼は意識を失っているだけで、厳密的には生きてるわけだからね。でも、だからと言って殺すことは出来ないの」
「えっ、どうしてですか?」
フィーレの言葉を聞いて拍子抜けする楓。
「まぁそれもそうだろう」
と、既にその理由を理解しているかの様な顔をする雷人。
「一体どういうことなの? ちゃんと説明してよ!」
「その分、女王と話す時間がなくなるが、構わないのか?」
「別にいいわ。それに、疑問を抱いたままモヤモヤしているのはイライラするのよっ!」
と、楓が片方の手でワシャワシャと薄い水色の髪の毛をかき乱す。
「ならば説明しよう。簡単に言えば、オドゥルヴィア博士は不死身なのさ」
「えっ、でも不死身になる薬は成功してないんじゃないの? フィーレさん達は不老ではあるけど、不死ではないみたいだし……」
楓が首を傾げて疑問を雷人に投げかける。
「ああ。その理由は至って単純だ。オドゥルヴィア博士が魔豪鬼神だからだよ」
「ど、どうして魔豪鬼神の事を!?」
今度はフィーレが驚愕の声をあげる。何やら魔豪鬼神について知っているようだ。
「実は、私達の未来に魔豪鬼神が訪れるらしいんです。それで、もしかするとその正体がオドゥルヴィア博士じゃないかって事で、ここに来たんですけど……知っているんですか?」
「えっ、あ……うん。魔豪鬼神……魔神族と鬼神族が互いに争い、最強の者同士が融合する事によって生まれるという豪力の持ち主よ。実は彼――オドゥルヴィアとは、何年も前に会っているの。その時の戦いで、一部の力は封印していたのだけれど……少しずつ力を取り戻してきてるみたいね。一時的に失っていた記憶も取り戻しているみたい……。その証拠に彼は、十二属性戦士という言葉に反応していた。あの感じだと、もう一度復活した時には記憶と一緒に封じて力まで目覚めてしまう可能性があるわ」
オドゥルヴィア博士についての詳細と、どんな人物なのかを事細かに説明してくれるフィーレ。しかし、喋り方からしてどうやらまだまだ話そうと思えば言葉が次々に出てくる相手の様だ。しかし――
「……あっ」
最早手を視認出来ないくらい体が透けてしまっている事に気づき、楓が声をもらす。
「時刻的にもう後数分か……」
と、独り言の様に呟く雷人。他のメンバーもだんだんと自分がどうなるのか心配を始めていた。ちゃんと現代に戻れるのかどうか、それが不安でならなかった。
「じゃあそろそろ私達、元の時代に帰りますね? 本当はもう少しお話を聞きたかったんですけど。さようなら、フィーレさん!」
「うん。こっちこそ助かったよ。おかげで酷い被害も出ずに済んだし、ブラックも瀕死状態とはいえ死なずに済んだ。未来の私によろしく伝えておいてね?」
そう言うとフィーレは、もう殆ど見えない状態の十二属性戦士に手を振りながら笑みを浮かべた。そして広間の中心に集まった十二属性戦士がが完全に見えなくなったところで、フィーレは大きく左右に振っていた腕の動きを止め、その腕をゆっくり下ろした。その動きとほぼ同時に、彼女の白い頬から一筋のキラリと光る透明の液体が流れたのだった……。
というわけで、無事に解決しました。オドゥルヴィア博士はフィーレの発動した封印術によって鏡の中に封印です! いやぁ、フィーレ強いですね。また、リミッターを自身にかけて相手を油断させるという……まぁ相手も一部記憶を失っていて同時に力を封じられているため本調子ではなかったのですが。
どうせなら挿絵入れるとわかりやすいのですが、現在Ⅰから順番にいれているので、まだ追いつかないかと。その内入れると思うので入れたら活動報告でお知らせします。
そして温和な笑みで瀕死の弟をしれっと膝枕してその髪の毛を撫でる姉のフィーレ。ブラックも可哀想ですね、せっかくの姉の太ももの感触を――
と、それはさておき、いよいよ次の話でⅡは完結です。




