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プロローグ

 オレはどこにでもいる怠惰な大学一年生。怠惰が過ぎたせいで留年しかかっている。


 そんなオレが唯一熱心に続けている趣味が、夢日記を書くことだ。毎晩眠るときや昼寝のとき、オレは必ず小さなメモ帳とペンを枕元に置き、目覚めてすぐ、記憶の新鮮なうちに夢の内容を書き留める。


 そうして、どんな夢を見たかは綺麗さっぱり忘れてしまう。というか、意識せずともオレの怠惰な脳は、見た夢のことなんか一時間後には忘れている。


 でもその方が都合がいい。あとで夢日記を読み返したときに、自分の字なのに自分のまったく知らない物語が綴られていて面白いんだ。


 その面白さだけでオレは満足だったんだけどな……。


 ある日、いつものように夢日記を読み返して気づいた。


「あれ? オレ、ここ二週間、同じ異世界の夢を見てる……?」

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