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第二章 49話『『元』究極メイド、帝国のお偉いさんに会う』

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すみません、この回ではメイが呼ばれた理由は落とし所的に書けませんでした……!



「ここが……コルネロ帝国」


コルネロ帝国の帝都『パラディン』に到着したアミナは馬車の中から建物を見上げて驚く。

街中の建物はどれもスターターより大きく、街そのものも活気に溢れ、人々が笑顔で暮らしていた。


「流石帝都……スターターとは比べ物にならない程発展していますね」


「そりゃそうだ。でもレリック王国の王都はこれ以上にデカいんじゃねぇかな。コルネロは確かにデカい国だが、レリック程じゃねぇ」


すると向かいに座っていたメイが声をかけてきた。


「え?レリック王国ってそんなに大きいんですか?」


アミナがメイの言葉に驚く。

彼女はまだスターターとバンカー、そしてつい最近バザールの3つの街しか見た事が無い。

そのどれも建物の規模や発展具合は同じようなものだった。


「この大陸には大きな国が5つあるんです。大陸の東に位置する『古代技術国家・レリック』、大陸の北に位置する『武装帝国・ラプラス』、大陸の西に位置する『魔道国家・アルベル』、大陸の南に位置する『獣人都市国家・ネフェルディア』そして大陸の中央に大きな領土を持ち、堂々と位置しているのが『起源王朝・マーモ』です」


ポルコは第二大陸にある大きな国の名前を次々にあげていった。

アミナは一度に沢山の国名を言われて少しクラっと来たが、頭を振って振り払った。

そしてポルコは続ける。


「この5つの大国は『十字五星』と呼ばれ、我々コルネロ帝国もこの国達に対抗し、認めてもらう為に日々努力しているのです」


レリック王国が大国なのは聞いていたが、まさか大陸全ての国の中でもトップの方なのだとは思わなかった。

意外と凄い所に住んでるんだな……私。


「……って、中央にある国の名前、マーモって名前なんですか?それってこの大陸と同じ名前じゃ……」


「はい、その通りですね。この大陸は『開拓者』によって拓かれ、人が住めるようになりました。その為命名も『開拓者』が行い、『開拓者』本人が最初に王となった国である『マーモ』から、大陸の名がつけられました」


「だから起源王朝なのか……。王朝と言うからにはその子孫達が国の統治を?」


「そうだと聞いています。なんでも、上の方に行くにつれて血縁関係が近い人物で構成されているらしいです」


それを聞くとアミナは腕を組んで唸った。

今まで自由奔放に色々作ってきていた開拓者にしては、血統を大事にするのはなんだか違和感を感じる。

商業ギルドも彼が作り出したものだし、様々な古代魔道具もそうだ。

何でもかんでも気になるものは作ってしまえ、と言わんばかりのハチャメチャ振りを、彼に関する話を今まで色々聞いてきて感じていた。

それなのに国に収まってその後継を子孫に任せる、というのを不思議に感じる私はやはりおかしいのだろうか……。


「皆さん、そろそろ王城に到着しますよ」


ネールが御者台から声をかけてきた。

そして前方を見ると、それはそれは大きく立派な城がそびえ立っていた。


「あれがお城かぁ……」

「僕も初めて見たよ……凄いね」


アミナとカイドウは感嘆の声をあげた。

そんな初々しい反応をポルコやカルムは楽しんでいた。


「止まれー!」


そう声が響いた。

どうやらもう城門前まで到着したらしく、ネールに事情を聞いているようだった。


「お前、所属はどこだ」

「コルネロ帝国武装騎士団第3師団所属、ネールだ」

「その馬車は?」

「ネブロ大臣の客だ」

「何?ネブロ大臣の客……という事は、シェンメイ殿か……!!」

「あぁ、彼女のお連れの方もいるが、通してもいいか?」

「勿論だ!さぁ早く行ってくれ!大臣が待っている!……それと、シェンメイ殿には私も世話になった。後で騎士団にも顔を出すように言っておいてくれ」

「了解した」


そんな会話が外から聞こえた。

本当にメイはこの国で、特に騎士団員からは慕われているらしい。

だがこちらで伝わっている情報が国境警備隊に伝わっていないのは少し頂けないが、無事に到着した為目を瞑っておこう。


「皆さん、今から城に入ります。馬車を降りたら案内人が大臣に会わせてくれます。それについて行って下さい」


ネールはそう言って馬車を城門から城の中に乗り入れた。

城門から中に入るとしばらくは簡素な石レンガの道が続き、途中で別れ道があった。

ネールはそこを右に曲がり、馬車を数十台停められる程の空間へと馬車を停めた。

そして到着すると一同は馬車から降りて、冷たい石レンガの床に足をつけた。


「それではこれからはこちらの案内人について行って下さい。私とポルコは報告と手当てを受けてきます」


そう言えば普通に話してたけどメイさんのせいで怪我してたんだった。

ここまでありがとうございます、そしてお大事に!


「シェンメイ様、お待ちしておりました。ネブロがお待ちです。お連れの皆様もどうぞこちらへ」


案内人は丁寧な口調でメイを戦闘にしてその後ろにアミナ達を歩かせた。

城の中はとても広く、呪いの遺品の件で行った屋敷よりも遥かに巨大だった。

これが一国の主が住む城か……とアミナは内装を見渡しながら思った。


ただの通路ですら馬車が通れる程巨大で、天井が馬鹿みたいに高い。

こんな高くある必要あるのか?

自宅の天井ですら高めで十分なのに。


それに装飾がとても豪華で細かい。

かなりの技術者がいないと、あれほど精巧で緻密な細工は出来ないだろう。

私としては、大臣より装飾を作った人と会ってみたいものだ。


十数分程歩いただろうか。

アミナ一行は一際大きな扉の前に立たされた。

そして案内人が扉を開け、頭を下げて中に入るように促した。

されるがままにアミナ達は部屋の中に入る。

初めての偉い人との対面に、アミナとカイドウはそこそこ緊張していたが、メイはポケットに手を突っ込み、カルムは凛として表情を一切変えずに瞳を閉じ、フィーは欠伸をして眠そうにしていた。


皆結構図太いなぁ……まぁいつも通りって言えばいつも通りなのかな。


アミナは1人納得していると、「よく来たな」と広い部屋によく響く声が聞こえてきた。

アミナ達は顔を上げると、そこには少し高い階段があり、その上から後ろで手を組んだいかにもな人物が階段を下りてきていた。


「我は先代国王、アプス・コルネディアの第3子、ネブロ・コルネディア。コルネロ帝国の大臣である」


重く、ピリピリとした緊張が走るその一室で、大臣の男はアミナ達をただ上から見下ろしていた。



最後までお読み頂きありがとうございます!


遂に帝都、そして城に到着!

偉そうな言い方で偉そうな登場の仕方をしたコルネロ帝国の大臣!

次回こそ、メイが呼ばれた理由について詳しく出ます!


それでは次回をお楽しみに!!

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