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一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。2  なんで呪われているんですか、魔王様!?  作者: たまご
世界の傷。

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協力者。

中に入ると、そこにいたのは小柄な女の子だけだったので拍子抜けした。


だが。


白っぽい黄色の髪も肌もかさかさで、短い衣服のすそから伸びる痩せほそった足は、まるで棒のようだった。


「……」


「あ、あノ、言葉分かりマすか?」


「うん、大丈夫」


フードをかぶった連中の話す言葉よりも、よほど聞き取りやすい。


「少し覚えマした」


そう言いながら、彼女はぎゅっと手に握った艶やかな黒いリボンを差し出してきた。

高級そうなリボンは、彼女の身なりからして自分のものではなさそうだ。


もしかして、これは。


「せり、確認して」


ふんふんとリボンの匂いをかいだせりは、胸を張って「にゃあ!」と鳴いた。


やはり、エリザベートのものか。


「助けがくルって、言ってたカら」


そう言って、女の子はにっこりと笑った。


「……あなたは?」


フードをかぶった連中の仲間ではないのか?


そうたずねると、女の子は困ったように私を見た。


「お世話係? デす」


んー? 連れてこられた獣人達のお世話係ということか?

だとすると、私達を中に入れたのは、彼女の立場としてはマズくないか?


「……みンな、痛い、助けて、って泣いていタから」


……なるほど。

この世界にも、いろいろな人間がいるということか。

だが、身なりからして彼女も冷遇されている側の人間なのだろう。


「案内してくれる?」


「はい」


移動しながら話を聞くと、茶色と白の猫が入ってきたそうだ。

それを見て、黒い女の子が「助けがきた!」とほかの獣人達に声をかけて励ましていたということだった。


彼女が入り口を開けてきてあげると言うと、リボンを渡された。

これを見せれば、敵じゃないと分かってもらえるから、と。


猫は入り口の近くまでついてきてくれたそうだ。

ほかの人達に見つかりそうになったが、猫が鳴くと不思議なことに全員がぼーっとしてしまい、そのすきに入り口まで来れたということだった。


「でも、待ってイる間にどこかに行ってしまいマした」


「ああ、うん。だいたい分かった……」


自分のやることをやったら、私がくる前に人魚を探しに行きやがったな、よつばめ……。

まぁ、この女の子の護衛はちゃんとしていたみたいだから、そこはほめてあげたいが。


人魚は食べないと、何回言えば……!!

















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