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一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。2  なんで呪われているんですか、魔王様!?  作者: たまご
世界の傷。

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今さらだけど。

あっという間に、猫達が大暴れをしている場所についた。


さすが、ドラゴン。

死ぬかと思ったけどな……。


だが、コハクは地上に降りようとしない。


ん? あんた、まさか私に飛び降りろと?


死ぬだろ!

りゅうたろうと違って、私はひらりと飛び降りたりはできません!


そういや、猫ってよくもまぁ、自分の何倍もの高さに飛び乗ったり降りたりできるできるよな。

あのサイズだからかわいいと思えるけど、もっと大きかったら……。


いや、りゅうたろうは最大でお城サイズになれるんだった。

りゅうたろうはめったにキレたりしないから気づかなかったけど、魔王候補の伏兵がまだいたか……。


いや、うん。現実逃避をしている場合ではない。


「コハク、降りて! 下に降りて!」


「ピィー?」


ピィー? じゃなくて!

降ろして!


私の言葉を理解したらしく、コハクはゆっくりと下降した。


大丈夫そうだろうという高さまで降りたところで、私はコハクの足から手を離した。


やはり、りゅうたろうのように華麗に飛び降りはできなかったが、下が砂地だったので、なんとか大丈夫だった。


すでにコトは終わりかけていた。


死屍累々とでも言おうか。

フードをかぶった連中と同族と思われる人間達が、うめきながら地面に倒れていた。

めり込んでいるやつもいたが、とりあえず生きてはいるようだ。


当たり前のことだが、身を隠す必要がないので誰もフードをかぶっていない。


白っぽい黄色の髪をしており、瞳の色も黄色だった。

それ以外は、ほぼ人間と同じ姿をしている。


だが、裏世界では人間は珍しい。

おそらく、それもあってフードをかぶっていたのだろう。


「……」


それと、全員が小型の酸素ボンベのようなものを口にくわえていた。

私や猫達はなんともないが、この世界の住人には必要なのだろうか。


複雑なものだ。

裏世界では、この連中も酸素ボンベなしで活動していた。

異世界の方が、身体に合っていたということなのだろう。


「……?」


今さらだけど、なんでこいつらは魔王サマを猫にしたのだ?


いや、呪いをかけるのは理解できる。

こいつらにとっても、ヴラドを裏切った吸血族の男にとっても、魔王サマの存在は邪魔だっただろうからな。


今回は、魔王サマの魔力が高すぎて中途半端だったが、最初のもくろみどおり猫になっていたのなら。


魔王サマは行方不明ということになっていたはずだ。

〈だった数百年前〉に統一されたばかりの国は、互いに疑心暗鬼になり再び争いが起きてもおかしくはなかった。


「でも、なんで猫……?」
















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― 新着の感想 ―
[一言] そうか、つかささん、コハクさんに掴まっていたんだ。コハクさんが掴むんではなくて。つまり落ちるかどうかは自分の握力だより。怖すぎるな。せめて背中に乗せてほしいですね。 魔王候補なんて全猫ではな…
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