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一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。2  なんで呪われているんですか、魔王様!?  作者: たまご
世界の傷。

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フードをかぶった連中。

よつばのあとを追い、森を抜けた。


ひらけた場所に出ると、檻や水槽を運んでいる最中らしいフードをかぶった連中の姿が見えた。


やつらの後ろでは、空間に大きな亀裂が入っていた。

昔、テレビで見た雪山のクレパスのように、何の前触れもなく世界がぱっくりと裂けていたのだ。


「……?」


だが、妙に痛々しいような感じがする。


「以前より広がっています」


ブエルの肩に乗ったリリスが言うと、魔王サマは苦々しげに呟いた。


「無理に広げたな……」


んー? つまり、一瞬しか繋がらないはずの世界の傷を維持するために、やつらがこじ開けたということか?


フードをかぶった連中が、こちらを見て騒ぎ始めた。


今頃、気づいたのか。

これなら、とっととよつばに「解除」させておけば……。


って、忘れてた!


慌ててよつばの姿を確認すると、すでに人魚の水槽の近くまでせまっていた。


「よつば!」


私の声を聞き、よつばはびくっとして振り向いた。


「よーつーばーちゃあん?」


いつもと違う呼び方に、さすがにマズいと思ったらしく、よつばは慌てて私の元に走ってきた。

すりすりと体を私の足にこすりつけ、上目遣いで見上げる。


「にあん……?」


可愛い子ぶってもダメです。


そこへ、フードをかぶった連中が近寄ってきた。


「お前達ハなンダ!?」


「ナゼ、コこに!?」


うるさいな。今、いろいろ取り込み中なんだよ。


……ん?


やつらは、手に銃のような物を持っていた。

こちらの世界は魔法があるせいか、武器といえば剣や弓が主流だ。


やはり、違う世界の人間なのか。


ずいぶんと近づいてきてから、やつらは私達に向けて銃をかまえた。


……つまり、この距離でしか撃てない。または、当たらないということか。


弓矢よりも、ずいぶんと飛距離が短いようだ。

竜人族や鬼族へは手出しできなかったことと合わせて考えると、威力も大したことはないのだろう。


と、いうことはだ。


銃を持っていたところで、うちの猫達の敵ではないということだな……?


ましてや、うちの猫達はみんな物理耐性持ちだ。

くぅにいたっては、物理、魔法とも無効のラスボス仕様だ。


ちらり、とおこんが私の顔を見た。

りゅうたろうが、ひらりとコハクの背に飛び乗る。


よし、ヤル気ですね。


こほん、と咳をして私は叫んだ。


「行ったれやぁぁぁぁ!」


私の合図で、猫達が一斉にフードをかぶった連中へと飛びかかった。





























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― 新着の感想 ―
[一言] たとえ銃を持っていても、やる気満々の猫さんの群れに襲われるとか悪夢でしょうか。チート関係なく負けそう。体重差があるから人間のほうが強いはずだけれど、猫は言っても肉食獣だし。狩られてしまう気し…
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