表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。2  なんで呪われているんですか、魔王様!?  作者: たまご
世界の傷。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

44/73

本能の塊。

私の説明を聞き、リリスはなるほどと頷いた。


「道が正しいと信じていれば、迷わないということなのですね」


「我ら獣人は、野生の本能を強く残した種族だからか」


ブエルも納得した様子だった。


「それで、はぐれたものはどうなった?」


魔王サマがリリスにたずねる。


「大丈夫です。みな、森の外に戻されただけですから」


また森の中に入っても、ぐるぐると同じところを歩いているような感覚になり、不安になって何回も戻されたということだったらしい。


なら、ヴラドは無事だな。

先を急ごう。


その瞬間だった。


キャットハウスから、よつばが飛び出してきた。


「にあん! にあん!」


目の色が変わっている。


こ、これは、まさか……。


「にあん!!」


ヤバい!


よつばが前足をちょいちょいと動かした。

「解除」のスキルを使う時の仕草だ。


今まで見えていた景色が、急に切り替わったような感覚におちいる。

鳥のさえずりや、羽ばたく音が聞こえてきた。


「あー、もう!」


やつらにバレないように近づく予定だったのに!


「りゅうたろう、コハク。大きくなって!」


私の肩からひらりと飛び降りたりゅうたろうが、虎ほどの大きさに姿を変えた。

コハクも、柴犬サイズから牛くらいの大きさに変わる。

森の中では、それ以上大きくなっては動きづらいと判断したようだ。


「どうした?」


魔王サマが、ブエルとリリスをかばうような仕草をしながら聞いてきた。


「よつばが『解除』したので、多分やつらにバレました!」


ほかの猫達も、キャットハウスから呼び出す。


「にあん!」


よつばはひどく興奮した様子で、走り出してしまった。


「みんな、追うよ!」


よつばを追って走り出す。


「何故、急に……?」


落ちないようにと、走るブエルのたてがみにつかまりながら、リリスが疑問を口にする。


「やつらを見つけたからか?」


いや、やつらのことはどうでもいい。

しかし、このタイミングで最悪なことをしやがったな、おい。


「人魚がいるんだよ!」


「人魚? 捕まっているのか?」


おそらく、またサンプルを自分達の世界に運び込もうとしているのだろう。


だが、問題はそこではない。

なんとしても、よつばを止めなくては。


「よつば! 待ちなさい!」


耳がぴくっと動いたから、私の声は聞こえているようだ。

しかし、止まる気配はない。


あいつ、無視する気だな。


「だから、人魚は食べないと言っているでしょうが!!」

















評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ