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一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。2  なんで呪われているんですか、魔王様!?  作者: たまご
魔王と魔王

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だって、鳥だし。

兵を率いて出撃するブエルは、あとから追ってくる事になった。

酒天童子とジークフリートは、私達と同行する。


門庭に出ると、慌ただしく出撃の準備がなされていた。


「キング、『空間転移』」


キングがぱちりと目を閉じると、微妙な浮遊感と共に私達は移動した。


「へぇ、すげぇもんだな」


きょろきょろと辺りを見回しながら、酒天童子が感心したように呟いた。


ジークフリートが、空を見上げる。


「来るぞ」


西の空が、夕焼けのように真っ赤になっている。

だが、それは空を埋め尽くすほどのオルゥの群れだった。


「オルゥの特徴は?」


「あー、空を飛ぶ?」


「……」


私の冷たい視線に気づき、酒天童子は頭をかいた。


ジークフリートが空を見上げたまま、ぽつりと言った。


「奴等は火を吹く」


なるほど、火魔法か。


「よつば、『解除』できる?」


「にあん!」


確認された事に腹をたてたらしく、よつばはふさふさのしっぽでばんばんと地面を叩いた。


「ごめん、ごめん」


魔法は問題ない。


ならば、猫達にとってオルゥはただの「でっかい鳥」にすぎない。


「先行する」


そう言うと、ジークフリートは巨大なドラゴンに姿を変えた。


おおっ、竜人って変身できるのか。


……くぅ、目をぎらつかせるのはやめてくれ。

このドラゴンさんは、味方だからね!?


「りゅうたろうとコハクも一緒に行って!」


「……!」


「ピィー!」


大きくなったりゅうたろうが、元のサイズに戻ったコハクの背中にひらりと飛び乗った。


「……ドラゴンも連れておったノか」


ジークフリートと共に、りゅうたろう達が空へと舞い上がる。


「せり、『気配察知』しながら。よつばは『解除』」


「にゃあ!」


「にあん!」


せりとよつばが、大きな声で鳴いた。


「それじゃ、みんな、気をつ……」


私が言い終わる前に、猫達はオルゥの群れに向かって飛び出していった。


「……」


いや、まぁ、慣れているけどな!


さてと。


気を取り直し、私は無限収納からブルーシートとふかふかのラグを取り出した。

ローテーブル、大きめのクッションも設置する。


じょうろと同じ店で買ったティーセットも用意した。

もちろん、これも魔道具である。


茶葉と水さえ入れれば、いつでも熱々の紅茶が飲めるのだ。

つまみを逆方向にひねると、アイスティーにもなる。


「……何してるんだ?」


呆気にとられた様子で、酒天童子がたずねてきた。


「することないから、お茶でも飲もうかなと。あ、お団子もあるけど食べる?」


「ああ、うん……」


酒天童子も一緒に座ってお茶を飲み始めた。


「うまいな、これ」


「だよね」


真珠国のお気に入りの店で買ったのだ。


「じゃなくて!」


酒天童子が叫んだ拍子に、紅茶を入れたカップがひっくり返りそうになった。


おい、こら! けっこう、高かったんだからな!


「オルゥだぞ! 魔鳥の群れだぞ!

なに、呑気に茶ぁ飲んでんだよ!?」


いや、だって、鳥は鳥だし?


お茶するくらいしか、私はやることないんだよなぁ……。
































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