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一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。2  なんで呪われているんですか、魔王様!?  作者: たまご
魔王と魔王

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襲来。

んー? ジークフリートの言葉だけ、変に聞き取りにくいな。


私は女神様に「自動翻訳」のスキルをもらっているから、日常的に使われている言葉なら、違和感をおぼえる事はないはずだが。


竜人族は、普段は特殊な言語を使っているのか?

いや、待て。

あの時も、確か……。


カンカンカンカンッとけたたましい鐘の音が聞こえ、思考が中断された。


魔王サマ達が、はっとしたように顔をこわばらせる。


「申し上げます!」


扉の向こうから、兵隊さんの声が聞こえてきた。


ヴラドがちらりと魔王サマを見ると、小さく頷いて魔王サマはフードをかぶってネコミミを隠した。


「入りなさい」


ヴラドがそう言うと、下半身が蛇の兵隊さんが広間に入ってきた。

さっと右手を自分の左肩に当てる。


「西の空に飛翔する集団を確認! オルゥの群れと思われます!」


「!」


広間に緊張が走った。

フードで顔を隠しているが、魔王サマも息を飲んでいるのが分かった。


「数は?」


「目視ですが、およそ二千以上……!」


苦しげに顔を歪ませながら、蛇の兵隊さんが告げると、小人族の王女リリスが小さく震えた。


「二千……、そんな……」


「魔王陛下。出撃許可を」


ライオンの獣人ブエルが、魔王サマの前に一歩前に進み出た。


「許可する」


「酒天童子殿、ジークフリート殿。貴殿らにも、ご助力願いたい」


「承知いたした」


「空飛ぶやつは苦手なんだけどなぁ」


ブエルの言葉にジークフリートは頷き、酒天童子はため息をついた。


「……すみません」


私がぽつりと言うと、全員がいっせいにこちらを見た。


「オルゥとは、なんですか?」


おそらく、魔物の類いだとは思うが。


「魔鳥だ。分かりやすく言えば、フラーの上位種だ」


なるほど。


魔王サマの返事を聞き、私はふむと頷いた。


鳥か、鳥だな。


二千なら、真珠国を襲ってきた魔物と比べればたいした数でもない。


「私達も行きます」


「いや、だが……」


「大丈夫です」


というより、行かないとマズい。


おこんはわくわくしたような表情で私を見上げ、福助はしっぽをぴーんと立てている。


普段は食べられないものには興味がないはずのよつばさえ、完全な「解除」が出来なかったことへの憂さ晴らしがしたいのか、しゃきんっと爪を出している。


鳥と聞いた瞬間から、うちの猫達がヤル気満々なのですよ……。















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