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一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。2  なんで呪われているんですか、魔王様!?  作者: たまご
魔王と魔王

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緑の手?

……ヒマだなぁ。


ため息をついていると、ふと荒らされた畑が目に入った。


んー?


植え直すくらいは、してもいいよな?


私は、農耕神様からも加護をもらっている。きちんと手を入れてさえいれば、必ず豊作になるのだ。


「よし!」


無限収納から小さなシャベルと軍手を取り出した。


荒らされた苗?らしきものを、一つずつ丁寧に植え直す。

緑色の葉に、赤いストライプ状の細い線が入っている。


「よつば、これって美味しくなるのかな?」


よつばが、私が植え直した苗の匂いをふんふんと嗅いだ。

ぴんっとふわふわのしっぽを立てる。


「にあん!」


そうか、美味しいのか。……ちょっと食べてみたいな。


赤いブリキ製のじょうろを取り出す。

レトロな感じに一目惚れして買ってしまったが、魔力さえ込めれば半永久的に水が出てくるという、れっきとした魔道具なのだ。


「よつば、ちょっと魔力分けて」


「にあん!」


よつばがぽすぽすと、前足でじょうろを叩いた。


水をあげると、しんなりしていた葉っぱがしゃきっと立ち上がった。


「よーし、ぐんぐん育てよー」


私の言葉に応えるように、みるみるうちに茎が伸び、葉が大きくなっていく。


ぐんぐん、ぐんぐん、ぐんぐん……。


ん、んんー?


伸びすぎだろ、これ……。


農耕神様の加護のおかげなのか、それとも、よつばのスキルである「まな板の上」の影響なのか。


あっという間に、私の背丈くらいまで伸び、つぼみが膨らみ、白い大きな花が咲いた。


え、えーと……?


ぽかんとしていると、ハート型のオレンジ色の大きな実をたわわにつけた。


あー、うん。裏世界の植物だしな。


これがフツーなんだろう。そういう事にしておこう、ね、よつば?


「にあん! にあん!」


よつばがオレンジ色の実に前足を伸ばす。


「こら、勝手に人のものを採ったらダメでしょ」


魔族の人が起きたら、分けてもらおう。


そう言ってよつばをなだめていると、どんっと背中に衝撃を感じた。


フラーを狩り尽くしたりゅうたろうが、通常サイズのまま私の肩に乗ろうとして背中を踏みつけたのだ。


「お帰り、りゅうたろう」


出来れば、手のひらサイズでお願いします……。


くぅ達が満足そうな表情を浮かべながら、ぞろぞろと戻ってきた。

フラーが、こんもりと幾つかの山になって積み上がっている。


「お疲れ様」


そろそろ魔族の人も、目を覚ますだろう。


私はフードをかぶり直した。





























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