表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。2  なんで呪われているんですか、魔王様!?  作者: たまご
第一部 新大陸

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

10/73

疑問。

フード付のマントをはおり、顔を隠す。


誰だ、フードを被っているやつにろくな連中はいないとか言っているのは。


……いや、分かってますよ。私が言いました!


しかし、着いて早々やらかしてしまった上に、私が人間だから必要以上に目立ってしまうのだ。


これから先はもう少し用心しないとな……。


建物の陰に隠れながら、こっそりと港の様子をうかがう。


やはり、豪華客船は沈んでしまったようだ。まぁ、くぅがブチキレて船一艘ですんだなら上出来だろう。


船の檻に入れられていた獣人達や人魚も、どうやら無事に保護されたようだ。


あの船は、どう考えてもマトモではなかった。捕らえていた獣人や人魚は、おそらく《商品》だったはずだ。


人身売買をする連中は、表世界にもいた。


だが、表世界の連中が狙ったのは特殊な能力を持つものや、うちの猫達のように高い魔力を持つものだった。


「何で、羽根を切った……?」


人魚の喉を潰したり、獣人の牙を抜いたり、言い方は悪いが商品価値が下がるような事をわざわざしたのだろうか?


いや、そもそも誰に売るつもりだった?


裏世界は亜人が多く住み、人間はほとんどいない。


獣人を売って、誰が買う?


んー?


「にあん……!」


よつばはいまだにあきらめきれないらしく、人魚の入った水槽に熱い視線を送っている。


「…………」


え、ちょっと待て。


まさか……。


食べ……、食べ……っ!?


叫びそうになり、慌てて自分で自分の口をふさいだ。


食べるために捕まえたのか!?


「……」


一度深呼吸をして、気持ちを落ち着かせる。


目的が「食用」ならば、確かに人魚の歌も獣人の牙も必要ない。むしろ、逃げたり抵抗出来ないようにするためにはない方がいい。


いや、しかし。


食べるって……。


グロいよー、エグいよー、見たくないよー……!!


気を取り直し、マップを表示する。


今いるのは獣人達が住むルビー共和国だ。


大陸の真ん中に魔王が住む巨大な山がある。そこを中心に、魔族達が住む魔王領エメラルドがある。


そして、エメラルドを挟んでルビー共和国のちょうど反対側には鬼族が住む真珠の里がある。


鬼族は表世界の真珠国と何か関係があるのか?


いや、待て。今、考える事はそこじゃない。


真珠の里の隣は小人族の住むサファイア王国だが、今回の件には関係ないだろう。船に乗っていた連中は、私と同じくらいの大きさだったしな。


獣人達をもし食べるとしたら、魔族か鬼族辺りだと思うのだが……。


大陸の近くには竜人達の住む島もあるようだが、ドラゴンであるコハクを捕まえた以上、無関係と思っていいはずだ。


裏世界は数百年前に魔王が統一する前は、各国で争っていたらしい。


もし、それが捕食する側とされる側の戦いだったとしたら?


魔王が呪われているのも、まさかそれが原因じゃないだろうな……。


そうだとしたら、呪いを解いて「はい、終わり」ではすまないだろう。


「いや、でもなぁ……」


檻や鎖を見ると、またくぅがブチキレてしまう。


今回は船一艘ですんだが。


「また、世界が滅びる危機が迫っている……」


滅ばすのは、うちの猫だけどな!






           第一部 完























































これにて、第一部は終了となります。

お楽しみいただけたでしょうか?


面白いと思ってくださった方は、ブックマーク、評価などお願いいたします。




「ピィー!」


「……!」


「なんで、あれで会話が成り立っているんだろう……?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ